飲食店のコンセプトとは。重要な理由や作り方、成功例を解説!
こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの田中です。
飲食店の集客に欠かせないコンセプトですが、「なんとなく決めている」「そもそも作っていない」という方も多いのではないでしょうか。
飲食店のコンセプトを作れば、競合店と差別化を図れるうえ、お店についての意思決定もしやすくなります。
今回は、飲食店のコンセプトとは何かということから、重要な理由や作り方、成功させるポイントについて解説しましょう。
目次
飲食店のコンセプトとは
飲食店におけるコンセプトとは、「お店が掲げるテーマ」のことです。
「うちは〇〇なお店です」というように、お店の価値や方向性を示すために設計されるものであり、コンセプトがしっかりしていればユーザーに刺さりやすいお店になります。
つまり、繁盛する飲食店にするには、コンセプトは必須項目といえるでしょう。
飲食店のコンセプトは重要!理由とは?
飲食店のコンセプトが重要な理由としては、以下2つが挙げられます。
- 競合店と差別化を図れる
- お店についての意思決定をしやすくなる
「提供が早い」「現地で食べているみたい」など、コンセプトを明確にすることで、細かいニーズを満たすことができるので、競合と比較されたときに選んでもらいやすくなるのです。
また、コンセプトとしてお店のテーマが決まっていれば、そのテーマをお客様に伝えられるように、料理の味・接客スタイル・内装・外装など具体的な経営の方向性が定まります。
お店作りがしっかりとできれば、結果的にお客様にコンセプトが伝わりやすくなるので、集客UPが期待できるでしょう。
飲食店のコンセプトの作り方
「飲食店のコンセプトを作ってみたい!でも、どうすればいいんだろう?」とお悩みの方は、以下4つのステップで始めるのがおすすめです。
- コンセプトのアイディアを集める
- コンセプトシートを作成する
- 魅力が伝わる一言を考える
- しっかりと見直す
では、飲食店のコンセプトの作り方についてお話します。
コンセプトのアイディアを集める
まずは、「5W2H」をもとにコンセプトのアイディアを集めてみましょう。
【コンセプトのアイディアを集めるときの5W2H】
- Why(なぜ):飲食店の創業理由
- When(いつ):営業時間・定休日
- Where(どこで):立地
- Who(誰に):ターゲット顧客
- What(何を):商品
- How(どうやって):サービス・内装や外装
- How much(いくらで):価格
上記9つの項目に、お店の特徴をどんどん書き連ねていくことで、ターゲット層に刺さるコンセプトアイディアをまとめていきます。
コンセプトシートを作成する
次に、「コンセプトシート」を作成し、さらにお店の構成要素を細分化していきましょう。
コンセプトシートを作るときは、真ん中にコンセプトを記載する欄をとり、周りを取り囲むように「5W2H」を深く掘り下げた以下の項目を、詳しく記載してみてください。
【コンセプトシートを作成するときの5W2H】
- Why(なぜ):なぜお店を始めるのか、なぜそのメニューを提供するのか
- When(いつ):営業時間や定休日はいつか
- Where(どこで):どんな場所か、何が近くにあるのか
- Who(誰に):どんな人に来店してほしいのか
- What(何を):メニューやサービスの特徴は何か
- How(どうやって):どのように提供するか、どんな空間で提供するか
- How much(いくらで):商品の価格はいくらか、提供価値に見合っているか
上記に加えて、飲食店を経営する中で「どうしても変えたくない軸」も記載しておくのがポイントです。
魅力が伝わる一言を考える
コンセプトシートに、「5W2Hを細分化したもの」と「どうしても変えたくない軸」を記載したら、それらに当てはまるコンセプトを考えます。
できるだけ端的で、お店の魅力がはっきりと伝わるような一言を探してみましょう。
しっかりと見直す
コンセプトが完成した後は、ぜひもう一度行なってきたステップを見直してみてください。
コンセプトは、お店のイメージに直結する項目のため、「理想とするお店が作れそうか」を目安にじっくりと確認してみましょう。
飲食店のコンセプト設計を成功させるポイント
飲食店のコンセプト設計を成功させるには、以下3つのポイントが大切です。
- ターゲット情報を細かく記載する
- ベネフィットを明確にする
- 競合のコンセプトを確認しておく
それぞれのポイントについて解説します。
ターゲット情報を細かく記載する
コンセプトは、飲食店の集客UPのために作成するものだからこそ、作成時にターゲット情報を細かく記載しましょう。
以下のような項目をもとに、明確なターゲットを設定するのがおすすめです。
- 基本情報(氏名、年齢、性別、居住地など)
- 家族構成
- 人間関係
- 職業(業種、役職)
- 年収
- 趣味、関心事
- 好きなエリア・ショップ
- 価値観・目標
- 情報収集方法
実在しそうな一個人を作り上げることで、よりターゲットに刺さるコンセプトに近づけます。
ベネフィットを明確にする
コンセプト設計は、飲食店を利用した先にある未来である「ベネフィット」を明確にさせることもポイントです。
ベネフィットがわかるコンセプトにすれば、ユーザーは飲食店を利用した後の良い未来を具体的に想像できます。
これにより、購買意欲が刺激されるので、ぜひお店のベネフィットは何かを考えてみてください。
競合のコンセプトを確認しておく
競合のコンセプトを確認し、被らないようにすることも忘れずに行いましょう。
同じようなコンセプトになってしまうと、市場で埋もれたり、ユーザーに悪い印象を与えたりなどの可能性があるので注意してください。
飲食店コンセプトの成功例
飲食店コンセプトを作る前に、以下3つの成功例もチェックしておきましょう。
- スターバックスコーヒー
- タンタンタイガー
- エリックサウス
では、それぞれの成功例について解説します。
スターバックスコーヒー
スターバックスコーヒーのコンセプトは、「サードプレイス(第3の場所)」です。
「自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所」を提供することを掲げているからこそ、質の高いメニューはもちろん、丁寧なコミュニケーションも魅力の1つになっています。
タンタンタイガー
タンタンタイガーは、「汁なし担々麺専門店」をコンセプトとしています。
周りからは「他のメニューを入れてもいいんじゃない?」と心配の声もあったそうですが、大好きなラーメンジャンルであるうえ、まだ同じコンセプトのお店が東京になかったことなどから、あえて突き進んだとか。
今では、結果がついてきていると感じているそうです。
エリックサウス
エリックサウスは、「本場の南インド料理を、もっと身近に、もっと楽しく」をコンセプトとする南インド料理専門店です。
南インドの伝統的な料理の中から、日本人の味覚に合うものを提供するなどの工夫をし、人気店としてたくさんのお客様を集めています。
飲食店のコンセプトを活用するには?
作成した飲食店のコンセプトは、以下2つの項目を意識して活用してみましょう。
- コンセプトとマッチする店舗にする
- コンセプトを感じられる接客を意識する
それぞれのポイントについて解説します。
コンセプトとマッチする店舗にする
コンセプトがすぐに伝わるような店舗づくりをしていきましょう。
例えば、高級なイタリアンレストランを経営したい場合は、材質の良い外壁やイタリアの国旗を外観に取り入れるなどがおすすめ。
内装の雰囲気にもこだわって、コンセプトに従った統一性のある店舗にしてみてください。
コンセプトを感じられる接客を意識する
コンセプトを感じられる接客も、集客UPのために欠かせないポイントです。
穏やかで落ち着いた店舗を目指しているなら、物腰の柔らかい丁寧な接客など、お客様目線で適切な接客について考えてみてください。
飲食店のコンセプト、まとめ
今回は、飲食店のコンセプトとは何かということから、重要な理由や作り方、成功させるポイントについて解説いたしました。
飲食店のコンセプトは、競合店と差別化を図れるうえ、お店についての意思決定もしやすくなるので、集客UPに欠かせない要素です。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。