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こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。

我が家の両親のおやつ入れには、小袋入りの「甘納豆(あまなっとう)」が割と入っている事が多いです。ちょっとなにか食べたいときに丁度いいですよね。

たくさんある時は、ついつい私も一つ頂いてしまいます。程よい甘さと豆のふっくらした食感が実にいいですね。

父親が甘味の和菓子が好きなので、私も小さい頃から頂いていました。残念ながら我が子供たちは買ってまでは食べません。甘納豆は健康にもいいものなのに、なんだかもったいない感じもしますね。

たぶん年配世代には定番の和菓子と思われる「甘納豆」ですが、なぜ「あまなっとう」と呼ばれているのか、いつ頃から登場したのか、実はわたしもこの記事を書くまで殆ど知りませんでした。

身近にあるものなのに実は色々わかっていない方も多いかもしれません。和菓子の由来には調べるほど奥深いものが多いのです。

今回は、そんな「甘納豆」について、歴史や由来等について調べてまとめてみました。また、おすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

「甘納豆」とは

「甘納豆(あまなっとう)」とは、

小豆、黒豆、えんどう豆など豆類を水煮して砂糖漬けにした和菓子」です。

豆類以外では粟やさつまいも(栗納豆、芋納豆と呼ばれています)が使われております。

最大の特徴は、素材を砂糖漬けにしたことです。

砂糖は脱水作用が高いので防腐作用が働きます。保存料(添加物)を使わず、更に豆には食物繊維やミネラル、ビタミンも含まれており、正に健康食と言えます。

賞味期限も一カ月位と一般の和菓子より日持ちします。但し砂糖を使っているため、カロリーが高いので食べ過ぎにはご注意ですね。

「甘納豆」の歴史

「甘納豆」の登場と名前の由来?

甘納豆の登場は、砂糖が庶民にも手に入るようになった江戸時代後期です。

甘納豆の由来には諸説ありますが、幕末の安政4年(1857年)、日本橋西河岸町(現東京中央区)の菓子屋「榮太樓」の3代目・細田安兵衛が、ささげ(大角豆)を用いて甘納豆を作った説が主流です。

ささげは小豆(あずき)に比べて皮が厚く、加熱しても豆が割れにくいため、お赤飯に用いられていました。

皮が破れない性質、腹切れしない=切腹しない、名前の通り縁起のよい豆なのです。しかし赤飯に用いる以外は、これといって活用されていませんでした。

これに目を付け甘納豆の原料としたのが、細田安兵衛です。

当時の遠江(とおとうみ)浜名湖畔の大福寺でつくられていた「浜名納豆(はまななっとう)」を参考に作成したようです。

ちなみに、「浜名納豆」とは実は「味噌」に近いものだそうです。蒸した大豆に麹菌と小麦を加えて発酵させ、塩水の中に漬けて半年から1年寝かして置きます。

そのあと、天日で乾燥させたら完成です。

名前の由来ですが、「浜名納豆」を参考にしたので、「甘名納糖(あまななっとう)」と名付けたそうです。

それが、だんだん〈アマナットウ〉と略され、いつのまにか、「甘納豆」になっていたそうです。

「納豆」と「甘納豆」の違い

「納豆」と「甘納豆」は、同じ「納豆」という漢字が使われており、名前が紛らわしいですね。簡単ですが整理いたします。

「納豆」とは、大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品です。

全国納豆協同組合連合会によりますと、諸説ありますが「納豆」の名前の由来は寺の納所(台所)で作られた大豆を原料に作るからとあります。

歴史も、もしかしたら大豆も藁も存在した弥生時代から食されていた可能性もあり、平安中期には正式な記録としても残っております。現在では日本の代表的朝食のイメージですね。

一方、「甘納豆」が登場したのが幕末で、砂糖漬けの和菓子です。名前の由来も「浜名納豆」からあやかったもので、実はまったく別の食品なのです。

歴史も、作り方も大きく異なりますが、共に日本発祥の伝統的な食べ物として、現在でも多くの方々に好まれて、食されている事では同じですね。

「甘納豆」を使った伝統食

甘納豆を使った伝統食として、北海道には、赤飯に甘納豆が入った「甘納豆入り炊き込み赤飯」(上画像の左側)があります。私も初めて知りました。

お祝い事には「赤飯」が定番です。赤い色は昔から邪気を払う力があり、風水的にも赤は「生命力」、「活力」といったパワー色でもあります。

通常赤飯はもち米に小豆(あずき)やささげ(大角豆)をいれて蒸して作るのですが、北海道では、小豆の代わりに「甘納豆」を使い、食紅で淡いピンク色に色付けするそうです。

考案されたのは光塩学園の設立者、南部明子氏。

「誰にでも、簡単に、美味しいお赤飯が作れたら・・・・・・」

と時短レシピのアイデアからだそうで、昭和20年代後半に考案され、TV等で紹介した結果、現在では北海道のソウルフードになりました。

また京都の名産品として知られる「水無月(みなづき)」(上画像の右側)という和菓子があります。三角の形をした「ういろう」の上に小豆や甘納豆をのせて固めたものです。

水無月の由来ですが、古来より「夏越の祓え(なごしのはらえ)」という、半年間に溜まった心身の穢(けが)れを落とし、残り半年を無病息災で過ごせるよう祈願する神道の儀式があります。

室町時代の宮中では、「旧暦の6月1日に氷を食べることで、暑気払いをする」という風習がありました。

しかし、当時の氷は貴重品であり、庶民の間では、氷の代わりに氷を模したお菓子を用いたのが始まりです。

ういろうは見た目が透明で、且つ三角形が氷を表現し、小豆の赤が勿論邪気払い、と正に行事食と言えますね。

「甘納豆」にお薦めの折箱

スーパーや和菓子専門店等で気軽に購入できる「甘納豆」ですが、観光地でのお土産やギフト用でも代表的な存在であります。

感謝の気持ちを包装にて彩るために、化粧箱として折箱を使って頂ければより高級感を演出できると思います。

今回紹介させて頂く商品は、こちらの折箱です。

売り切り商品【折箱】たもん杉6角 3仕切折(14個入)

見栄えのする正六角形で、かつ高級感のある落とし蓋付きの折箱です。
(本体 外寸 6角一辺98mm×48mm、内寸6角一辺93mm×43mm)

仕切にて3つに区切られているので盛り付けのバリエーションも豊富です。

原反柄では定番のたもん杉が、和菓子をより引き立てると思います。

売り切り商品の為、箱1個の単価が50%オフになっており、14個入りでの販売。

ちょっとしたイベント用、行事用にも対応できるかと思います。いつもとは違う特別感を演出するのに最適なアイテムになるかもしれませんね。

「甘納豆」と他の和菓子との詰め合わせセットも、いいかもしれませんね。

更にもう一種類、持ち帰り容器をご紹介させて頂きます。

【売り切り商品】紙製折箱8寸(20個入)

こちらは、環境に配慮した紙製の折箱です。
(本体 外寸 210×118×29mm、内寸206×114×28.5mm)

底板も紙製ですが食品用にコーティング処理されていますので調味料、たれなどで容器が破損しにくくなっております。

売り切り商品の為、箱1個の単価が50%オフになっており、20個入りでの販売。お求めやすい設定となっております。

なお、商品カテゴリーにて「和菓子の折箱」を設けております。こちらも参照していただければ幸いです。

「甘納豆」の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ

ここまで「甘納豆」の由来、歴史や特徴、おすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。

江戸時代後期に登場しました甘納豆。そのまま頂いても美味しいのですが、現在では蒸しパン、ケーキ、甘味のトッピングなど、和洋菓子の材料としても幅広く使われています。

甘納豆はさりげなく、その色合いと食感を活かし、食の演出家としても重宝されています。

また「甘納豆」の豆類に含まれる食物繊維には、腸内環境の改善、腸の働きを活性化する効果が期待できます。実際、家族みんなが甘納豆を食べたら、お腹の調子が良くなったと言っていました。子供のおやつにもお勧めです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

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