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こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。

ほんとに身近な食べ物といえる煎餅(せんべい)。私が小さい頃は駄菓子屋で「ソースせんべい」を買っていた記憶があります。

今ではコンビニやスーパーで「えびみりん焼きせんべい」を見つけると、ついつい買ってしまいます。また、お土産で頂くことも多いですね。

我が家で一番食べられているおせんべいと言えば、「ぬれせんべい」です。

家族でお出かけするたびに、留守番の母親から「お土産にぬれせんべい買ってきて」と一言。母親が入れ歯をするようになり、硬いおせんべいが噛めなくなったからかも知れません。

実は、煎餅(せんべい)は日本の「和菓子」に分類されています。身近過ぎて意識していない方も多いかもしれませんね。

和菓子と言えば、餡の入った甘いものを思い浮かべる方も多いかもしれません。そんな中で煎餅のように甘くない和菓子もあります。

その「せんべい」が、いつ頃から登場したのか等、詳しいことは、わたしもこの記事を書くまで殆ど知りませんでした。

身近にあるものなのに実は色々わかっていない方も多いかもしれません。和菓子の由来には調べるほど奥深いものが多いのです。

今回は、そんな「せんべい(煎餅)」について、歴史や由来等について調べてまとめてみました。また、おすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

「せんべい(煎餅)」とは

せんべい(煎餅)とは、

「小麦粉・米粉など、穀物の粉を練り、薄く伸ばして鉄板などで焼き上げた和菓子」です。

また、魚やえびなどを調味して薄く整えたものも含まれます。分類的に干菓子(ひがし)で、長期保存が利くのが特徴です。

うるち米(一般的に食べる米)で作ったものとしては、醤油をつけて焼いた「塩せんべい」があります。

小麦粉で作ったものとしては、青森県特産の「南部煎餅」、関西で有名な「瓦せんべい」などがありますね。

うるち米でつくられたものは「辛いせんべい」、小麦粉でつくられたものは「甘いせんべい」とも分類できますね。

更に地方名産のものを取り込んだものや、駄菓子として庶民化したものもあります。

なお、煎餅と似たようなお菓子で「おかき」・「あられ」がありますが、これらはもち米から作られており、せんべいとは原料が異なります。小さい方が「あられ」、大きい方が「おかき」です。

「せんべい」の歴史

せんべいのルーツは弘法大師・空海⁉

 せんべい(煎餅)のルーツは、実は古代中国にあります。

7世紀初頭の年中行事を記した中国の『荊楚歳時記』(けいそさいじき)に「煎餅(ジェンビン)」が記載されております。

この頃のせんべいは、小麦粉から作られたもので、御菓子ではなく、腹持ちのする主食であり、正月等に頂くものでありました。

ちなみに「煎」(ジェン)という文字は、「鉄板や鍋底に食物を置いて焼くこと」「餅」(ビン)とは、「小麦粉食品の総称」です。

この「煎餅」を日本にもたらしたのは弘法大師・空海(くうかい)(774~835)です。

遣唐使とともに唐に渡り、延歴二十三年(804)に日本に煎餅を伝えた説が有名です。

唐に渡った空海は、宮中料理にて皇帝から振る舞われた“煎餅”に感動し、レシピを学び、帰国後、山城国葛野郡(現在の京都)で菓子作りを営む和三郎に伝授しました。

和三郎は、葛の根と米粉に糖蜜などをまぜて練り、亀の子型で焼いた「亀の子煎餅」を作ったそうです。

その亀の子煎餅が、嵯峨天皇(第52代天皇:786~842)に献上されたとの逸話が、日本の煎餅の起源とあります。

和三郎は亀屋和泉藤原政重と号し、嵯峨御所御用の命をうけ、煎餅の製法を各地に広めたそうです。

しかしながら、平安時代の煎餅は、身分の高い貴族が頂く高価な「唐菓子(からがし・とうがし)」して扱われ、庶民には手の届かないものでした。

うるち米の「せんべい」は草加から!

庶民が頂く「米菓としてのおせんべい」ですが、江戸時代にはすでに農家の間でくず米や余った米で団子を作り、天日で干して間食として煎餅を食べていたと云われています。

「せんべい」を広めるのに大きく貢献したのが、現在でも有名な「草加せんべい」です。

草加せんべいには有名な逸話があります。

『日光街道草加松原に、旅人相手に団子が評判の茶屋を営む、おせんさん。

おせんさんは、団子が売れ残ると川に捨てていましたが、ある日それを見た旅の途中のお侍さんに、

「団子を捨てるとはもったいない、その団子をつぶして乾かし焼いて焼餅として売っては」とアイデアを頂きました。

おせんさんが早速焼餅を売りだしたところ大評判になり、日光街道の名物になった』とのお話です。

江戸時代、日光街道は物流の拠点でありました。

それに加え、米どころであった草加、利根川沿岸で醤油が造られるようになる等、草加せんべいが全国的な名物せんべいになる好条件が整っていました。

更に「おせんの餅」=「お煎餅(おせんべい)」とは、見事なキャッチフレーズですね。せんべいが丸いのは団子から来ているのも成程です。 

南部煎餅(なんぶせんべい)の由来

青森県(八戸地域)のせんべいと言えば、南部煎餅(なんぶせんべい)が有名ですね。

南部煎餅は、小麦粉を原料にした煎餅です。私が小さい頃青森に住んでいた時には、みみの部分はすぐ食べましたが、真ん中が硬くて食べるのに時間がかかった思い出があります。

南部煎餅の由来は諸説ありますが、長慶(ちょうけい)天皇(1343-1394)説が有力です。

「南北朝時代に長慶天皇が、八戸地方を訪れました。

その訪問中に食事に困ってしまったそうです。そんな時に、家臣の赤松氏が農家からソバ粉とゴマを手に入れて、自分のカブトを使って焼き上げ献上したところ、

長慶天皇は感激し「楠木正成に匹敵する忠節」だとして、せんべいの焼き型に楠木氏の家紋「菊水」と赤松氏の家紋「三階松」の使用を許した」、と伝わっております。

南部煎餅が八戸地方で広まった背景には、昔より冷害・凶作に悩まされてきており、冷害に強い小麦や蕎麦、あわ・ひえなどの雑穀の栽培に力を入れてきたからです。

現在では、南部煎餅は八戸の代表的な名物となりました。 

「せんべい(煎餅)」にお薦めの折箱

現在、せんべいは、コンビニやスーパー等などでも気軽に食べられるおやつとして定着しております。

地方の名産品としてのお土産や贈物としてお煎餅を販売する際、化粧箱として折箱を使って頂ければより高級感を演出できると思います。

今回紹介させて頂く商品は、こちらの折箱です。

【売り切り商品】黒部320×110 三仕切折(12個入)

和菓子に合わせやすいサイズの折箱です。12個入りでの販売。

ちょっとしたイベント用、行事用にも対応できるかと思います。いつもとは違う特別感を演出するのに最適なアイテムになるかもしれませんね。

他の和菓子との詰め合わせセットもいいかもしれません。

なお、商品カテゴリーにて「和菓子の折箱」を設けております。こちらも参照していただければ幸いです。

「せんべい(煎餅)」の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ

ここまで「せんべい(煎餅)」の由来、歴史や特徴、おすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。

せんべいは実は中国が発祥。弘法大師・空海がレシピを持ち帰り、現在では様々なせんべいが誕生し、老若男女問わず愛されている和菓子となりました。

三男坊が南部煎餅を食べて、「なんか懐かしい味でおいしい」と言っていましたが、三男坊は、実は南部煎餅を今まで知らなかった事がわかりました。

日本人でも、せんべいについて意外と知らないことも多いかもしれません。「せんべい」をアピールする上でも、折箱が少しでも役立ってくれればありがたいですね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

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