端午の節句の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介
こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。
GW真っ盛りの五月五日といえば「こどもの日」。男の子を祝う「端午の節句」ですね。
まず思い浮かぶのは「鯉のぼり」ですね。水田が広がる大きな一軒家の農家に舞っている、大きな鯉のぼりを見かけるとなんか感動しますね。
次に思い浮かべるのは「五月人形」や「鎧兜」でしょう。テレビのCMや百貨店などでよく見受けられますね。
我が家の思い出としては、息子達が小さい頃、狭いベランダにちっちゃな鯉のぼりを立てたのですが、それをとても喜んでくれたことです。
しかし、子供達が成長してくるとさすがに小さな鯉のぼりでは満足できず、鯉のぼり祭をやっている観光地に出かけたり、甲冑試着体験のできる博物館に行って、戦国武将なりきりで写真を撮ったりなどしていましたね。
さて「端午の節句」ですが、いつ頃から行われるようになったのでしょうか。
女の子の節句が「ひな祭り」、男の子の節句が「端午の節句」というのは慣習化されていますが、詳しく理解しているかと言われるとなんとなくという感じです。
今回は、そんな「端午の節句」について、由来や歴史についてまとめてみました。
また「端午の節句」にあったおすすめのテイクアウト容器として折箱をご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
目次
そもそも「端午の節句」とは
端午の節句の由来
端午(たんご)とは「初めの午(うま)の日」という意味があります。
旧暦では午(うま)の月が5月であり、本来は5月の最初の午(うま)の日が節句の日でしたが、「午」が、いつしか「五(ご)」として置き換えられ、五月五日が「端午の節句」として定着しました。
ちなみに、今年2023年の5月最初の午(うま)の日は5月12日です。
節句とは古代中国の陰陽五行説が由来で、奈良時代より日本に定着した暦です。
江戸幕府にて公的な行事・祝日にて定められましたので、庶民にも浸透し、現代まで伝統が引き継がれていますね。
端午の節句(菖蒲の節句)の他に
七草の節句(一月七日)
ひな祭りとして定着している桃の節句(三月三日)
笹の節句(七月七日)
菊の節句(九月九日)
と、全部で5節句あります。季節の変わり目に無病息災を願い、様々な行事が行われています。
現在は、1948年の「国民の祝日に関する法律」にて、端午の節句のみ「こどもの日」として祭日になっていますね。
桃の節句についてはこちら。あわせて読みたい→
ひな祭りの定番「ちらし寿司」におすすめなテイクアウト容器・折箱
いつ頃から「端午の節句」が男の子の節句に?
前章にて触れましたが、「端午の節句」は漢名でして、和名ですと「菖蒲(しょうぶ)の節句」といいます。
菖蒲(しょうぶ)として思い浮かぶのか、左側の花菖蒲(ハナショウブ)ですね。
アヤメ科の植物で五月下旬からあちこちで「あやめまつり」としてイベントが催されていますので実際に観られた方も多いかと思います。
実は端午の節句の菖蒲とは右側の写真で、こちらが菖蒲の花です。サトイモ科の植物です。
菖蒲の葉は、爽やかな香りの他に、血行促進、疲労回復効果もあります。
真っ直ぐな葉が刀にも見えるので、室町時代には菖蒲湯、菖蒲酒、菖蒲刀等として薬草、厄除けとして用いられていました。
旧暦の端午の節句は6月梅雨入り前。夏バテ対策の先人の知恵ですね。
実は「端午の節句」が男の子の節句になったのは「菖蒲(しょうぶ)」が「尚武(しょうぶ)」と同じ読みであることから浸透してきたと言われています。
尚武とは「武を尊ぶ・重んじる」=武士の様に強くたくましい男の子に育ってほしいとの願いが込められていますね。
更に「菖蒲(しょうぶ)」という言葉の音は、「勝負(しょうぶ)」も掛けられていますね。
「端午の節句」が男の子の節句として広まったのは、鎌倉時代、貴族の世から武士の時代になった時からといわれております。
なぜ武者人形、兜飾り、鯉のぼりを飾るの?
さらに江戸時代になると、「端午の節句」は鎧や兜(武者人形:5月人形)を飾り、鯉のぼりを立てる風習へと発展しました。
ご存知の通り江戸時代は武家社会。跡継ぎとして生まれた男の子が重要です。嫡子(ちゃくし)=跡継ぎがいないと、お家お取りつぶしもありえました。
武家では大切な男児の為に、外飾りとして「武者のぼり」(武士の軍旗である「旗指物(はたさしもの)」)を立て、内飾りとして鎧や兜などの武具を縁側などに飾っておりました。
やがてこれが精巧な武者人形や、兜飾りとして進化しました。
一方世の中が太平になり、商人が台頭してきますと、武士に対抗し、「吹き流し」を立てるようになりました。そう、現在の鯉のぼりの一番上にありますね。
やがて中国の故事にちなんだ「登竜門」より「竜門を登ることができた鯉は竜になれる」ことから「鯉のぼり」が誕生しました。語源は「鯉の滝 “のぼり”」ダイレクトですね。
「鯉のぼり」には、大事な男児が「立身出世」できるように、という願いが込められています。
当時の鯉のぼりは和紙でつくられており、真鯉(黒い鯉)一匹だけでしたが、徐々に数が増え、昭和の時代には青、赤、ピンクなどカラフル化し、家族みんなを祝うようになりました。
「端午の節句」に頂くたべもの
「端午の節句」の行事食で有名なものは?
端午の節句での行事食でいえば、関東では「柏餅(かしわもち)」、関西では「ちまき」、「草もち」があげられ、それぞれに縁起が担がれております。
「柏餅」
柏の木は春に新芽が出た後で古い葉が落ちます。これが「家系が途絶えない」「子孫繁栄」につながり江戸時代より定着しました。
ちなみに、私が小さい頃、親に「葉っぱも食べなさい」と言われたので食べる習慣がありますが、実は柏の葉が使われているのは「殺菌作用」「保湿効果」があり、手で持つとき「食べやすい」からです。先人の知恵ですね。食べても害はないですが、食用ではないです。うちの子達は剥がして食べています。
「ちまき」
節句行事として中国から伝わってきたもので、故事より「厄払い」の力があるとされています。柏の木が関東では育ちにくいので、関西が主流になりました。
「草もち」
草もちに練り込められている「ヨモギ」。実は「ヨモギ」は平安時代から薬草として使われていました。繁殖し四方に広がることから「四方草」=ヨモギの語源ともいわれ、その生命力からも「子孫繁栄」の願いを込めて食べられるようになりました。
「端午の節句」に使われる縁起を担ぐ食材とは
端午の節句に旬な料理の食材として、竹の子、カツオ、鯛(たい)、鰤(ぶり)等があげられます。
特にカツオは「勝男」と語呂がよく、勝負→尚武へ結びつきます。また、出世魚の代表格である鰤(ぶり)も良く食べられます。
武士は元服しますと、幼名から名前を改名して大人の仲間入りをしました。出世魚の鰤(ぶり)は同じように成長に伴って呼び名が変わることから縁起が良い魚とされ、現在でもお祝い物として重宝されております。
「端午の節句」にお薦めのテイクアウト容器・折箱
ここまでは、端午の節句の歴史や由来についてまとめてきました。この段落では、「端午の節句」におすすめの容器について、ご紹介していきたいと思います。
「柏餅」用におすすめの折箱
「柏餅」に合うテイクアウト容器としておすすめなのが、こちらの【折箱】WP-410 杉 蓋付(20個入)です。
こちらの折箱には、柏餅が4つ入ります。折箱でもっとも使われている柄が「杉」柄です。
杉は幹が真っ直ぐに伸びる「直木(すくき)」が語源といわれていますので、節句にもあやかっていますね。テイクアウトにも手軽なサイズです。
「草もち」用におすすめの折箱
次にご紹介するテイクアウト容器は、端午の節句によく食べられる「草もち」におすすめな 【折箱】WP-430 杉 蓋付(20個入)です。
こちらも杉柄です。「草もち」が丁度3つ入る大きさです。いろんな行事食にも対応できるサイズなのでお勧めです。
端午の節句の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ
ここまで端午の節句の由来や歴史、そして「端午の節句」にあったおすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてきました。
端午の節句、ルーツは中国の暦から来ており、和名「菖蒲(しょうぶ)の節句」が「尚武」=「武を尊ぶ・重んじる」と同じ読みから男の子の節句になったのが定説です。
江戸時代には庶民にも定着し、男の子が強くたくましく育ってほしいとの願いが込められ、武家は鎧や兜などの武具をかざり、商人は鯉のぼりを掲げるようになり、今日、こどもの日として伝統が継承されています。
子供の日は、男の子、女の子皆の成長を祝う日。端午の節句にちなんだ様々なお祝いの行事・イベントが行われますが、男女関係なく楽しんじゃいましょう。
ほんと子育ては一瞬。色々な所へ連れ出せるのは子供が小さい時だけ!
ついでにGWのお出かけの際のお食事、お土産などで、容器に折箱が使われているのを見つけて頂ければ嬉しいですね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
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