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こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。

成人の日は、親として、いつの間にか子供が成長し、大人になったと実感する日ですね。
丁度我が家の三男坊も今年二十歳になり、来年成人式に参加いたします。

長男、次男の時は、前撮りで記念写真を撮り、祖父母にもプレゼントしました。

長男にはスーツを買いましたが、次男坊はこだわりがあったので、レンタルで紋付袴を借り、成人式にもそのまま参加しました。結構な出費でしたが、もし娘でしたらもっと費用がかさんだでしょうね。

よく考えてみると、成人の日はテレビでも報道されるような大イベントですが、その由来や現在のような成人式の経緯について詳しく聞かれたら困ってしまう方も多いかもしれません。まして法律が改正され、成人の概念が変わり、ややこしくなっていますね。

今回は、そんな「成人の日」について、由来や、歴史についてまとめてみました。また「成人の日」にあったおすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

「成人の日」とは

成人の日」とは、1948年(昭和23年)に定められた国民の祝日です。

おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」大切な日です。

制定から1999年まで日付は1月15日に固定されていましたが、ハッピーマンデー制度により2000年度から1月第2月曜日になりました。ちなみに、2024年の成人の日は1月8日です。

成人の日だった1月15日は、もともとは「小正月」が起源

元々1月15日は、正月のイベントの締めくくりでもある「小正月」が行われる日でした。

奈良時代頃より太陰太陽暦(現在の旧暦)が伝わり、1日が新月、15日が満月として定着しました。

年度最初の満月である1月15日を祝う風習があったことから、1月1日から7日までを意味する「大正月」の対として、1月15日を「小正月」として定着しました。小正月の行事は現在でも行われております。

小正月の主なイベントとして、「どんと焼き」(または、左義長(さぎちょう))と呼ばれる火祭りの儀があります。

これは、役目を終えた「正月飾りや神社のお札・お守り」などの縁起もののお焚き上げを行い、家内安全や無病息災を祈願するものです。

神社に初詣の際、古いお守りを「古札お納め所」に収める方も多いかと思います。頂いたお札やお守りは頂いた神社に返納が礼儀です。一年間守って頂けたので感謝の気持ちも大事ですね。

実は、この「小正月」の日には、公家や武家等の高貴な上流階級において、成人になった証を示すものとして行われた儀式「元服の儀」が行われておりました。これが成人の日が1月15日になった由来とされています。

古来の成人の儀式は「元服の儀」

大河ドラマや時代劇でもよく耳にする「元服」。

「元服」の「元」は頭、「服」は身に着ける。つまり「頭に冠=烏帽子(えぼし)を着ける」という意味合いです。

ちなみにひな人形のお内裏様が被っているものは烏帽子ではありません。私も勘違いしていましたが、お内裏様はその当時の天皇様をモデルにしておりますので、ズバリ「王冠」ですね。

また同じく大河ドラマでよく耳にする「烏帽子親(えぼしおや)」は、烏帽子を被せる役。成年した男子の後見人のことです。

徳川家康(松平元康:竹千代)は14歳で元服しましたが、この時の「烏帽子親」は今川義元でした。当時の時代背景を読み取ると成程と思います。

女性の元服は「裳着(もぎ)」といいます。十二単の後ろに垂れて引きずっている白い布が「裳(も)」ですね。

女子が「裳」を初めて着用することで大人の仲間入(結婚が許可)になります。また男性の「烏帽子親」に対し、女性の場合は「腰結(こしゆい)」といいます。

「元服」は室町時代以降、庶民にも普及していきました。江戸時代になり世の中が安定してくると、男女とも成人の儀を「元服」というようになり、行われる年齢も20才位になってきました。

現在の成人式の原型は「成年式」

「成人の日」の行事といえば、もちろん「成人式」。

長男、次男の時に親として観覧しましたが、地元の新成人達が司会を行い、恩師のビデオレター、参加者全員の人文字による集合写真など企画しました。親としても感動したことを今でも覚えています。

こういった「成人式」の原型になったのは、日本で最初の成年式を開催した埼玉県の蕨町(現在の蕨市)での成人式です。蕨市のHPから引用させて頂きますと

「昭和21年11月22日から24日まで、蕨第一国民学校(現在の北小学校)で開催された青年祭には、国民服やもんぺ姿の若者約100人が来場しました。

現在の式典の礎となる「成年式」で幕を開け、町長や来賓の皆さんの激励に、若者たちも誓いの言葉で応えました。

式典後には、文化展覧会や芸能大会、物々交換といった催しが行われたり、お汁粉や芋菓子がふるまわれたりと、多いに喜ばれたそうです。」

とのことです。

この「成年式」が全国に広がり、政府も成年式の意義を評価、2年後の昭和23年1月15日に国民の祝日として「成人の日」が制定されました。

当時の「成年式」は、まさに戦後間もない中。これから日本国を背負って立つ成人を祝い励ます意味があり、現在の同窓会的な成人式より厳粛な感じがしますね。

現在の成人式の正装

成人式の正装の由来

昭和21年の「成年式」の服装は、国民服やもんぺ姿でしたが、現在の成人式、特に女性はヘアメイク、化粧、振袖等なかなかきらびやかですね。

次男坊の成人式には、男性の大半がスーツでしたが、次男坊は少数派の袴姿。羽織袴でかつ頭もコーディネートして緑やオレンジに染めてきた同級生も何人かいました。

女性の振袖は、未婚女性が着る格式の一番高い着物です。

男性の羽織袴は、江戸時代の武家の略礼装でしたが、それぞれ明治時代から庶民に浸透したと言われております。実際には昭和30年代に着物業界が、百貨店と連動して「振袖が成人式の正装」と先導し、定着した説が有力です。

戦後日本が豊かになり、子供の少子化でお金をかけられるようになったからと言えます。記念の日に晴れ着を着せたい親心を見事に射止めましたね。

着物の柄ですが、日本で古来より受け継がれている「和柄」が使われております。
特におめでたい図柄を「吉祥文様(きっしょうもんよう)」と言います。

実は折箱でも結構、和柄が使われております
折箱堂でラインアップされている折箱の柄のご紹介(和柄編)

現代では定番の男性のスーツですが、日本では幕末末期~明治時代以降の軍服が起源とされています。

明治5年11月12日に太政官布告令にて「爾今(じこん:今後の意味)礼服には洋服を採用する」との布告がなされました。このことを記念して、毎年11月12日は「洋服記念日」と制定されております。

成人年齢が18才に

民法改正より、2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に変わりました。

理由としては、
「政治における市民参加の拡大を図ると同時に、若者の社会参加を促進する第一歩」
「世界の趨勢も、18歳以上を成人としていること」などが挙げられます。

昔の人の寿命は短く、江戸時代まで平均寿命は、34~44歳と言われ、昭和時代は戦争の影響もあり33歳でした。

平和で、医療の発達した現在では約82歳とかなりの差があります。つまり、高齢化社会である日本を、若者の力を早くから投入し国を活性化させるのが目的ですね。

主な変更点として、18歳から選挙権(2016年から)、親の同意なしで高額な買い物(ローン)ができる、男女とも18歳から婚姻可能などあります。飲酒、喫煙、競馬などは20歳からと変わりませんが、現実ほとんどの18歳が高校生。親としては不安が大きすぎます。

また、気になるのが成人式ですね。成人式が「はたちのつどい」と名を変え、従来どおり行われるのが大多数のようです。

まだまだ浸透するには時間がかかりそうと言えます。

「成人の日」にお薦めの折箱

成人の日にお勧めの行事食ですが、お祝い事にはやはり「赤飯」が定番です。

赤い色は昔から邪気を払う力があり、風水的にも赤は「生命力」、「活力」といったパワー色でもあります。

更に弁当容器に折箱を使って頂けると、高級感を演出できます。お勧めの商品は、こちらの折箱です。

【折箱】八角5.1寸 宝扇華-赤 蓋付(15個入)

現在、この柄模様の容器は、催事やデパ地下でも数多く使われております。

成人の日の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ

ここまで成人の日の由来や歴史、そして成人の日に合ったおすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。

元々1月15日は小正月。公家や武家等の高貴な上流階級において、「元服の儀」が、成人式の由来であり、昭和21年に埼玉県蕨町で行われた「成年式」がきっかけで昭和23年1月15日に国民の祝日として「成人の日」が制定されました。

現在の成人式(はたちのつどい)は、成人に大人になった自覚をもたせるというより、思い出作り・同窓会的なイベントの感もありますが、子供にとってこれからの人生において大事な通過点。これからの成長を見守りましょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

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