折箱の通販なら折箱堂|業務用テイクアウト容器専門店

こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの後藤です。

これまでの記事で折箱にも様々な形状や構造、柄などがあることをご紹介してきました。

今回の記事では、飲食店の方でこれからテイクアウトで折箱を使ってみたいと考えている方のために、折箱の選び方をまとめてみました。折箱の選び方には、用途や形、素材や柄で選ぶという方法があります。

まずは、折箱の形状や構造、柄の情報からおさらいし、そこから折箱の選び方についてお話ししていきたいと思います。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。

折箱の構造のおさらい

折箱の主な構造としては、作り方の違いから貼り底(付け底)タイプ、入れ底(上げ底)タイプ、融着折タイプの3種類があります。

それぞれの構造のおさらいをしながら、折箱の構造ごとの利点と欠点についてまとめていきます。

貼り底(付け底)タイプの折箱

まず最初は、貼り底(付け底)タイプのものです。

作る際、側材に、底板を直接貼り付けた構造です。図で示すと下記のようになります。

貼り底(付け底)タイプの折箱の利点と欠点をまとめると、下記の通りとなります。

<貼り底(付け底)タイプの折箱の利点>

・低価格
・大量生産可

<貼り底(付け底)タイプの折箱の欠点>

・強度面△
・中身の重量が重い△
・汁気のある食材△
・四角、またはスミ切り、角丸にのみ対応
・電子レンジ×

ちなみに、貼り底(付け底)タイプの折箱においては汁気のある食材は構造上、向かないという欠点がありますが、成形品(内側に使用しているプラスチックの容器)を使用した貼り底の折箱においては、汁気のある食材にも問題なく対応できます。また、このタイプにおいては八角形にも対応しているものがあります。

貼り底(付け底)タイプの折箱で、成形品を使用した折箱の商品例は、下にある折箱(2種類)です。

入れ底(上げ底)タイプの折箱

次に、入れ底(上げ底)タイプの折箱です。作る際、側材に溝を掘り、そこに底板をはめ込んだ形状です。図で示すと下記のようになっています。

入れ底(上げ底)タイプの折箱の利点と欠点をまとめると、下記の通りとなります。

<入れ底(上げ底)タイプの折箱の利点>

・中身の重量が多少あっても安定感がある
・底を高く上げることで、容量を大きく見せられる
・丸型、六角形、八角形など、多様な形に対応できる
・足付加工を施せるので、高級感を演出しやすい
・二段重ねや三段重ねに対応しやすい

<入れ底(上げ底)タイプの折箱の欠点>

・汁気のある食材×
・折箱としては高価格

融着折タイプの折箱

最後は、融着折タイプの折箱です。作る際、1枚の板の4辺を熱融着で溶かして箱の形にしたものです。図で示すと下記のようになっています。折り曲げて作っているので、汁気のある食材も大丈夫という利点があります。

融着折タイプの折箱の利点と欠点をまとめると、下記の通りとなります。

<融着折タイプの折箱の利点>

・汁気のある食材〇
・強度がある

<融着折タイプの折箱の欠点>

・形状は四角のみ
・成形上の都合で、長辺と短辺の目の向きが変わる
・寸法によって価格差が大きい(原反の取り分に関係します)

このように、まず最初に折箱の構造、それぞれの利点、欠点をおさえておくと、折箱も選びやすくなりますよ。さらに詳しくは、こちらの記事を参照お願いします。

あわせて読みたい
折箱の形状と構造について

折箱の選び方

折箱の構造をおさらいした上で、今度は折箱の選び方にはいっていきます。

まず最初に、今回の記事を作成するにあたり、折箱を使いたいと考えているお客様の気持ちになって考えてみました。

「折箱を使いたいと考えているお客様は、どういった情報を基に折箱を探すだろうか。」

例えば、「焼肉弁当に合う折箱はどんな折箱が良いか?」とか、「汁気のある物にはどんな折箱が適しているか?」など用途に合った折箱を探しているのではないかと感じました。

さらにカテゴリーで分けていくと、「用途」はもちろん、「形」「素材」「柄」といった情報から折箱を探す方も多いのではないか?と考えました。

ということで、ここからはカテゴリー別での折箱の選び方についてまとめていきたいと思います。

用途で選ぶ

折箱に入れられている食材ってどんな物があるでしょうか。

ぱっと思いつくのは「高級食材」だと思います。「うなぎ・丼もの」「おせち」「お寿司」「仕出し弁当」「和菓子」「焼き肉」といったところが、主に連想しやすいですね。それぞれについて見ていきましょう。

「うなぎ・丼もの」に合う折箱

「うなぎ、丼もの」に特におすすめなのが、「302」というタイプのスタイリッシュな長方形の折箱です。

→うなぎ・丼ものに合う折箱はこちら

画像のようにうなぎも映えますよね。天丼やその他丼ものにおいても、大変使いやすい折箱です。

「8.0」というタイプの折箱においては、「うどん・天丼」のような組み合わせにすることも可能ですよ。

→「8.0」の商品は、こちら

「おせち」に合う折箱

「おせち」といえば、その大半が重箱に詰められて販売されていると言っても過言ではないくらいで、その容器として折箱が使われております。

入れ底タイプで底上げされており、中身をより豪華に見せることができます。

さらに、画像のような内枠(折箱の赤色の部分)がついていることにより、二段、三段と重ねられるような作りとなっております。

材質としましては、画像のような厚紙を使用したタイプが主に使われておりますが、他にもファルカタと呼ばれる木で作られた重箱を使用されているお店もございます。

現在、折箱堂にて取り扱いがございませんが、今後商品のラインナップに加えていく事を考えておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。

「お寿司・ちらし寿司」に合う折箱

華やかな柄が食材をより一層引き立てますね。形状においては、正方形、八角形、丸型などが主に選ばれております。

にぎり寿司においては、内容量によってサイズを選ぶといいかと思います。一般的に寿司8カンは1合折(または410)、12カンは1.5合折(または415)となります。

→お寿司・ちらしに合う折箱は、こちら

こちらのちらし寿司で使用している折箱は、「使い切り容器 8角 5.1寸 あやもも柄 透明蓋付 15セット」という商品です。

「お弁当・仕出し」に合う折箱

お弁当というカテゴリーにおいては、形状、柄を見ても様々な折箱が選ばれております。

「2.5A」や「6.5A」サイズの折箱は、お弁当容器として幅広く対応可能かと思います。入れる食材や季節によって、形状や柄を選んでみてはいかがでしょうか。高級仕出し弁当には画像のような「御膳折」が選ばれております。

「お弁当・仕出し」に合う折箱は、こちら

「和菓子」に合う折箱

「和菓子」としては、「5.5-4」や「6.5-9」のような区切りのある折箱がよく選ばれております。

「和菓子」に合った折箱は、こちら

柄については、華やかなものを使われる方が多いように思います。創作和菓子や大福、おはぎ、柏餅などなど…幅広くご使用できます。

お団子やわらび餅などには多少浅めの「410」や「415」、さらに機能性重視の簡易的な紙製の容器も取り揃えております。

→「410」「415」の商品は、例えば下記商品がおすすめです。


折箱 1合折 YB P-410 秋千扇 透明平蓋付 180入


YB410-P ウンキン 透明平蓋付 120ケ

「その他」

折箱に詰める食材は単に上記のものだけとは限りません。ギフト用であったり、ペット用であったりという例もあります。

入れるものは必ずしも食材でなければならない、ということではないので、こんなものを折箱に入れてみたらどうだろう?という気持ちで折箱を選んでみるのもいいかと思います。

形で選ぶ

折箱は、「長方形」、「正方形」、「丸型」、「多角形」のカテゴリーから選ぶことができます。

おそらく折箱のご購入を方々は、そこに詰めたい料理の大まかなイメージを持っているかと思います。例えば女性向けのヘルシーなお弁当を作りたい方ですと、正方形の「4寸」や八角形の「4.4寸」といった小さめの容器を選定したりとかですね。

特にこれといった決まりはないですが、形から選ぶ主な用途を表にまとめてみました。

こちらの表も、皆様の折箱選びのご参考になれば幸いです。

さらに詳しく、折箱の形状についての説明をしているのがこちらの記事になりますので、併せてご参考にして下さいね。

あわせて読みたい
折箱の形状と構造について

素材で選ぶ

折箱の素材は、「発泡スチレンシート(PSP)」と「紙」のカテゴリーから選ぶことができます。

「発泡ポリスチレンシート(PSP)」で作られた折箱

現在の折箱は、このPSP製が主流となっているように思います。ここ折箱堂でもPSP製の折箱をメインに取り扱っております。

PSPはどのようなものかというと、ポリスチレンを発泡させた素材です。

PSPの特徴としては、加工性が良く、カッターナイフ等でも簡単にカットできます。厚みは主に3.5mmまたは5.0mmとなります。

柄模様もたくさんございます。耐熱温度80℃(電子レンジ不可)です。加工のしやすさがメリットなので、幅広い寸法に対応できますし、柄のバリエーションが豊富なため、季節やイベントなどでも選びやすくなっています。

「紙」で作られた折箱

紙製の折箱といっても、紙質によって安価なものから高価なものまで様々です。

折箱堂で取り扱っている「紙製 使い切り折箱」は、最も安価なタイプとなります。

逆に「YB302」という商品は「くるみ」と呼ばれる製法で作られており、紙の厚みもあってしっかりとした作りになっているため、最も高価なタイプとなります。

おせち用の紙製の重箱のほとんどが、この「くるみ」という製法で作られており、見た目も豪華ではありますが折箱自体の値段も高価となっております。

高級感たっぷりの折箱を選ぶことで、食材や料理を引き立て、印象アップを狙ってみてはいかがでしょうか。

柄で選ぶ

折箱には、木目柄や花柄など、数多くの柄模様があるのも特徴です。

季節ごとに柄を変えながら使用していくことができるのも折箱の魅力の1つではないでしょうか。以下の画像のように、同じ寸法でも季節によって柄を使い分けることもできますね。

こちらは花柄で春にぴったりな柄ですね。

こちらは、若草色で初夏の行楽に合いそうですね!

こちらは漆塗のような柄で「うなぎ」料理に合います!

紅葉柄が風流な印象ですね。秋の行楽にいかがでしょうか?

さらに詳しく、柄模様についての説明をしているのがこちらの記事になりますので、併せてご参考にして下さいね。

あわせて読みたい
折箱の柄について

折箱専門店が教える折箱の選び方、まとめ

今回は、折箱の選び方について進めてきましたがいかがだったでしょうか。

テイクアウトを始める方、折箱を使ってみたいと考えている方々へ…食材との相性、季節との相性、お客様の需要、店舗の規模など、考慮する点もたくさんあるかと思いますが、ポイントをしっかりと押さえておけば、折箱選びもしやすくなります。

折箱堂では、お客様がお求めやすい数量、価格、豊富なバリエーションを取り揃えております。ぜひ、商品ラインナップもチェックしてみて下さいね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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