秋分の日の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介
こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。
秋分(しゅうぶん)の日と言えば気候も良く、過ごしやすい秋の行楽シーズン。
敬老の日と合わせ、シルバーウイークとして家族でお出かけの方も多いかと思います。
秋の味覚や、行楽イベントも多数ありますね。我が家も子供たちが小さい頃はよく出かけました。
現在の我が家では、秋分の日と言えばお彼岸、お墓参りの日になっております。家族で義兄のお墓参りに行くことが多いです。すでに亡くなった義兄の年齢を一回り超え、年月を感じる日になっています。
お盆など、日本人はご先祖様、亡くなった方を大切にしていると思いますが、習慣として身についているもので、実際、秋分の日やお彼岸について詳しく聞かれたら困ってしまう方も多いかもしれません。
今回は、そんな「秋分の日」について、由来や、歴史についてまとめてみました。また「秋分の日」にあったおすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
目次
「秋分の日」とは
「秋分の日」とは、1948年(昭和23年)に定められた国民の祝日です。
「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ。」大切な日です。
今年2023年は9月23日です。来年は9月22日です。
22日と23日とで変動するのは、国立天文台の観測による秋分日によるためです。秋分の日は、国立天文台の観測によって変動する珍しい祝日とも言えます。
「秋分」の語源
「秋分」の語源は「二十四節気」からきております。
「二十四節気」(にじゅうしせっき)とは、紀元前4世紀の中国が発祥で、一年を二十四等分し、季節を表す名称で示したものです。(上図参照)
上図中の言葉の中には、聞いたことのある言葉も有るかと思います。秋分は、そのうちの1つです。
季節の節目として特に重要な、夏至(げし)・冬至(とうじ)・春分(しゅんぶん)・秋分(しゅうぶん)をまとめて「二至二分(にしにぶん)」と言います。
それぞれの節気には、期間だけでなく、季節を体現する意味があり、それにちなんだ慣習もあります。
例えば、立秋(りっしゅう)。
「夏が極まり秋の気配が立ち始める日」ですが、この立秋の後からが「残暑」です。挨拶文でも「暑中見舞い」から「残暑見舞い」に替わる慣習がありますね。
「春分・秋分の日」と「お彼岸」
「春分の日」、「秋分の日」は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
ちょうど太陽と地球の位置関係で、太陽が真東から上がって真西へ沈むからで、天文用語では「春分日」、「秋分日」といいます。
地球が、太陽に向け約23.4度傾きながら(地軸)、楕円を描きながら回っている(公転)していますので、太陽に照らされる位置により昼夜の長さに変化が生じるからです。
ちなみに「夏至(げし)」が一年でもっとも昼が長い日、「冬至(とうじ)」が一年でもっとも夜が長い日ですね。
昼と夜の長さがほぼ同じ事という事象から、この世とあの世、つまり仏教用語でいう此岸(しがん)(私たちが現在生きている所)、彼岸(ひがん)(ご先祖様のいる所)の距離が縮まる日と考えられ、ご先祖様への感謝の気持ちが届きやすい日だと考えられるようになりました。
それがお彼岸の由来とされています。
古くから風習としてあったらしいですが、仏教行事として定着したのは室町時代から言われています。
お彼岸の期間は、春分・秋分を中日(ちゅうにち)とし、前後各3日を合わせた各7日間です。この期間に行われる仏事は、彼岸会(ひがんえ)と呼ばれています。
「秋分の日」が祭日になっている理由
秋分の日が祭日なのは、1878年(明治11年)から行われております皇室の祭儀である「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」が由来です。
秋季皇霊祭とは皇霊殿で行われるご先祖祭、つまり、歴代天皇や、主たる皇族を謹んで奉る日であり、国家の祭日でした。
これが、1948年(昭和23年)に「秋分の日」と改正され、現在の国民の祝日として現在に至ります。
戦前の暦では、皇室関係の行事、祭儀が主な国家の祭日でしたが、戦後、改めて国民の祝日となっているものが数多くあります。
春分の日も同様で春季皇霊祭が由来であり、調べてみると勉強にもなり面白いと思います。
「お彼岸」と「お盆」の違い
ご先祖様を供養する行事として似たようなものに「お彼岸」と「お盆」があげられます。
時期が異なる以外に、どんな違いがあるのでしょうか。
「お盆」は、弊社ブログ記事:七夕の由来とおすすめのテイクアウト容器でもふれましたが、「ご先祖様をあの世からこの世(ご自宅)にお迎えしてご供養する行事」です。
七夕の語源といわれる棚幡(たなばた)に、ご先祖様が行き来できる様「精霊馬」(しょうりょううま)を用意するのが旧盆のしきたりでしたね。
「お彼岸」は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。」つまり、ご先祖様への感謝を伝える日ですね。お墓参り、仏壇の掃除、また、お供え物、特に故人の好きだったもの等がご用意出来ればと思います。
つまり、「お盆」はご先祖様をお迎えして供養するのに対し、「お彼岸」では墓参りをして供養するという違いと言えるでしょう。
「秋分の日」に頂く縁起食
彼岸会の時にお墓やお仏壇に供えるお供え物として、「おはぎ」や「ぼたもち」が多く用いられるようです。
秋の彼岸会では一般的に「御萩(おはぎ)」としてお供えします。秋に咲く萩(はぎ)の花に由来します。
春の彼岸会では牡丹(ぼたん)の花に由来して「牡丹餅(ぼたもち)」としてお供えいたします。
「おはぎ」と「ぼたもち」、それぞれ呼び名は違いますが同じものとは面白いですね。
ちなみに夏ですと「夜船(よふね)」、冬ですと「北窓(きたまど)」という呼び名に変わります。命名に風情がありますね。
ぼたもちを作るために使用される小豆(あずき)には、邪気を祓い、魔を除ける効果があると信じられています。
弊社ブログ記事:節分の由来とおすすめの折箱でも触れましたが、豆まきで鬼退治する由来は「魔滅(マメ)」(魔を滅する)の語呂でしたね。
また赤い色も邪気を祓う力があると信じられています。お赤飯を頂く習慣もそうですね。
また貴重な砂糖を使うことで、ご先祖様への感謝、家族の健康を願う意味が込められていたとの事です。
「秋分の日」におすすめの折箱
秋分の日の行事食といえば、先ほどお伝えした「おはぎ」です。
おはぎの容器に折箱を使って頂けると、高級感を更に演出できますね。お勧めの商品は、こちらの商品です。
折箱の柄模様の東雲(しののめ)とは、東の空が明るくなる頃。つまり夜明けの事です。
明け方に、東の空にたなびく茜色の雲が、此岸と彼岸の狭間の様でお彼岸のイメージにも寄り添うかと思います。
この東雲柄の「道長取り」の模様の中には、様々な草花も描かれており、催事や秋の行事食にもいいですね。
その他の東雲(しののめ)柄の折箱は、こちらからご覧ください。⇒
東雲(しののめ)の折箱
秋分の日の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ
ここまで秋分の日の由来や歴史、そして秋分の日に合ったおすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。
「秋分の日」は、天文的に昼と夜の長さがほぼ同じになる日。このため、古くよりご先祖様への感謝の気持ちが届きやすい日としてお彼岸として定着しました。
お彼岸は日本にしかない信仰です。この世にて私たちは「ご先祖様」に守られている、と思う方は、お墓参りに行かれたり、仏壇にお線香をおそなえたりして「ありがとう」を伝えましょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
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