折箱の通販なら折箱堂|業務用テイクアウト容器専門店

こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。

日本の代表的な和菓子として、「饅頭(まんじゅう)」「羊羹(ようかん)」を取り上げてきましたが、忘れていけないのは「大福(だいふく)」ですよね。

お茶と一緒に豆大福を頂くのが、私や親世代にとって至福の時間と言えるのではないかと個人的には考えています。お腹一杯になるのもうれしいですよね。噛み応えもあり十分満足です。

しかしながら、子供達の世代で大福と言いますと、「豆大福」より「フルーツ大福」なんですよね。世代のギャップを感じる次第であります。

親世代から子供世代まで、幅広い年齢層で好まれている「大福」ですが、なぜ大福と呼ばれているのか、身近に食べているのに実は色々わかっていない方も多いかもしれません。

今回は、そんな「大福」について、歴史や由来等について調べてまとめてみました。また、おすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

「大福」の由来

「大福」の起源は?

大福の起源は、室町時代の後期に登場した「うずら餅」とされています。

「うずら餅」の名前の由来は、白い餅がまるくふっくらとした形で、鶉(うずら)の卵に似ているからです。

しかし、当時は砂糖が貴重であったため、中身は小豆を塩で練った餡が入っており、甘味には乏しかったようですね。

ちょうど室町時代後期は、饅頭(まんじゅう)や羊羹(ようかん)などが登場し始めた時期であり、和菓子文化が花開く時期でありました。

こうした和菓子は、お茶と頂く軽食の習慣が広がったことで、さらに進化していきます。

「大福」の名前の由来は?

現在頂いてる「大福」の登場は、江戸時代に遡ります。

江戸時代の随筆「宝暦現来集」(1831)によりますと、「1771年(明和8年)、江戸の小石川御箪笥町(おたんすまち)に住んでいた未亡人の「おたよさん(一説にはお玉さん)」が、砂糖餡を入れた小ぶりの「おた福餅」を開発し江戸で売り歩いていた」との記述があります。

最初は「腹太餅」という名で売り出しましたが、砂糖で甘くなったあんこの入った腹太餅はたちまち大人気。

食べやすい小ぶりの大きさにし、「大腹餅(だいふくもち)」という名前に改めたそうです。

現在使われている「大福」という名称は、かつて使用されていた大腹の「腹」の字をめでたい「福」に変えたことが由来と言われています。このような表現を佳字(けいじ)といいますね。

私は「大福」という名前の由来は、七福神様、それも見た感じ恰幅のいい大黒天様、恵比寿様が元になっているのかと思っておりました。

七福神様も室町時代末期に成立しましたし、当たらずも遠からずかもしれませんね。

「大福」の種類

餅に練り込み(豆大福・草大福)

大福は、小豆でできた餡(あん)を餅(もち)で包んだ形が基本です。

その餅に豆を練り込んだのが「豆大福」。お豆の模様が食欲をそそります。

豆の種類としては豆えんどう、大豆が定番ですね。もともとは節分の福豆を使用したおもちがそのルーツとされています。

また、餅にヨモギをいれ練り込んだものを「草大福(よもぎ餅)」といいます。

よもぎは、キク科の多年草で、各地に野生しており、平安時代から食されております。

はじめは薬草として使われ、時代と共に食用、和菓子の材料として、庶民に広がりました。よもぎの香りがまた心地よいですね。

実際よもぎにはビタミンやミネラルが豊富に含まれていますし、香りにはリラックス効果もあります。

甘くない大福(塩あんびん)

大福といえば、甘いイメージがありますが、砂糖を用いずに塩で味付けした大福を、「塩あんびん」と言います。

名前の由来は、料理の味加減を確かめる意味での「塩梅(あんばい)を見る」の「あん」と、中国語で餅(もち)を「ビン」と読む事からきていると言われています。

埼玉北部から東部の地域で江戸自体中期から伝わっており、由来として、当時砂糖は大変貴重だったため塩を使い、そのまま定着したという説、小豆本来のうま味を塩で引き出すのが狙いという説等があります。

現在では地元民の身近な郷土料理として、そのまま頂くほかに、焼いて砂糖醤油で食べたり、お雑煮に入れたり、色々な食べ方があるそうです。

2007年に流行したのが塩系スイーツ。塩バターキャラメルなども流行りましたね。その先駆け、源流と言えるかもしれません。

具材が進化した大福(フルーツ大福)

とある和菓子ランキングサイト、堂々1位はなんと「いちご大福」とのことです。
(ちなみに、2位はみたらし団子、3位はわらび餅。ちなみに豆大福は6位でした。)

歴史のある和菓子の中で、いちご大福は比較的新しく、登場したのは昭和後期の1980年代とされています。いちごが丸ごと入っているのはなんとも贅沢ですね。

現在はいちごだけではなく、中身がオレンジ、キウイフルーツ、ピーチ、メロン等のさまざまなフルーツが大福の中身として使われ、「フルーツ大福」として和菓子業界を席巻しています。

フルーツ特有の甘酸っぱさが、和菓子というよりはスイーツとして受けいれられているのですね。

また、「大福」の外側は餅(もち)のようですが、フルーツ大福の場合には薄い生地で包むため、外側は求肥(ぎゅうひ)です。

求肥とは、白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練り上げたものです。生地がやわらかいのでフルーツを丸ごと包むことができるのです。

実は、求肥は様々な和菓子に使われています。あんみつみつまめなどにも入っていますね。知らず知らずのうちに頂いております。

「大福」にお薦めの折箱

大福の詰め合わせ等、ギフトやお持ち帰り用に、折箱を使って頂ければより高級感を演出できると思います。

お勧めの商品は、こちらの折箱です。

【折箱】WP-430 杉 蓋付(20個入)

【折箱】WP-430 杉 蓋付(20個入)。こちらの折箱には、市販されている大福が丁度3つ入ります

折箱の柄模様としては、もっとも製品に使われている「杉」柄です。伝統ある和菓子には杉の柾目模様がしっくりくると思います。

また大福のサイズや個数によっては、同じ杉柄で高さも同じものとして、下記3種類の折箱もおすすめです!

【折箱】WP-410 杉 蓋付(20個入)
【折箱】WP-415 杉 蓋付(20個入)
【折箱】WP-420 杉 蓋付(20個入)

その他、和菓子におすすめの折箱は、こちら

「大福」の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ

ここまで「大福(だいふく)」の起源や歴史、種類、おすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。

「大福」は、室町時代後期に登場した「うずら餅」が起源とのこと。

江戸時代当初は「大腹餅(だいふくもち)」という名前でしたが、大腹の「腹」の字をめでたい「福」に変えたことで、庶民に広く浸透し親しまれる様になったのではと思います。

大福の定番といえば私の世代では「豆大福」を思い浮かべますが、現在では「フルーツ大福」が流行りです。

更には「クリーム大福」、「チーズ大福」なども登場し、まだまだ進化が止まりませんね。機会があれば、ホント全種類!食べ比べしたいですね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

折箱は、和菓子だけでなく、お弁当をより魅力的に彩る容器です。ぜひ、あなたに最適なテイクアウト容器やお弁当容器を見つけてください♪

折箱堂では、安くて質の良い折箱を通販で購入することができます。ぜひお気軽にご利用ください

折箱堂の商品一覧はこちら。

商品一覧をみる