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こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。

お目出たい時に配われる「紅白まんじゅう」。たしかに卒業式や成人式、結婚式に頂いた記憶がありますね。

そういえばお祝い事には「紅白」がよく使われています。小さい頃、新築の家が建ったとき(正式は上棟式(じょうとうしき)でしょうね)、紅白の餅が小銭と一緒にまかれ、それを拾う事がすごく楽しみだったのを今でも覚えております。

また、まんじゅう(饅頭)はお手頃な和菓子で、よく地方へ行ったときはその地ならではの味付けのものをお土産として買うことが多く、小腹を満たす最適なおやつですね。

しかしながら、なぜお祝い事には「紅白まんじゅう」なのでしょうか「紅白」+「饅頭(まんじゅう)」の由来や意味について、詳しく聞かれたら困ってしまう方も多いかもしれません。

今回は、そんな「紅白まんじゅう」について、由来や歴史についてまとめてみました。また、紅白饅頭におすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。

「紅白」は、なぜ縁起がいい?

「紅白」の起源は?

紅白饅頭の「紅白」ですが、そもそも「紅白」という言葉の由来はどんなことなのでしょうか。

「紅白」と言えば、運動会や紅白歌合戦を思い浮かべる方が多いかもしれません。

私の場合、昔息子達が習っていた柔道や剣道の試合にて、選手が赤白の帯やタスキをつけ、審判の方が判定用に紅白の旗を使っていたイメージも強いですね。

この「紅白」の色分けは、平安時代末期から鎌倉時代にかけての「源平合戦」が由来とされています。

源氏は白い旗(白地に赤丸)、平家は赤い旗(赤地に金丸)を使っていました。このことで、日本では「紅白」が伝統的な配色として定着しました。

「紅白」という組み合わせは、確かにくっきりして分かりやすいですが、なぜ「赤」ではなく「紅」なのでしょうか?

この代用的用法は、中国では「紅」がめでたい色とされている事が由来とされています。

「赤」は、お金の収支で使われる「赤字」、まったく知らない人に使われる「赤の他人」など、めでたくない使われ方も多いですね。

一方、「紅」ですと、「紅一点」とか「紅葉」など、あでやか、美しい表現の言葉が多いですね。

他にも諸説ありますが、一番シックリくるのが、「赤飯」説です。

白い色はお米(白米)。日本は古来からの稲作民族です。五穀豊穣を願い、収穫の際には神に祈りと、感謝を捧げてきました。

赤色は昔から邪気を払う力があり、風水的にも赤は「生命力」、「活力」といったパワー色でもあります。

日本では、古来から赤飯を炊いて祝っていたことから赤飯の色と白米の白をとって、紅白を縁起が良い組み合わせとしたという説です。

「紅白」以外の色の組み合わせ

前述の通り、おめでたいと言えば「紅白」の組み合わせですね。

そういえば、この組み合わせ、バーゲンセールで見かけたわ!と思い出す方もいらっしゃるかもしれません。そう、日本では2色の幕を使ってイベントを演出する習慣があります。

紅白幕・・・入学式、卒業式、結婚式など慶事、ハレの日イベントでよく使われます。
青白幕・・・浅黄幕(あさぎまく)とも言います。地鎮祭や上棟式といった神事で使われています。浅黄とは水色よりも濃い青色で神様と接する色なのです。
黒白幕・・・鯨幕(くじらまく)とも言います。紅白幕とは逆の凶事に使われます。元々黒は日本では高貴な色ですが、流行した西洋文化では凶事の色です。

その他に、歌舞伎の舞台効果で使われる定式幕(じょうしきまく・黒、柿、萌黄の三色)、お寺や神社で使われる五色幕(ごしきまく・青、黄、赤、白、黒)などがあります。

こうしてみると、「白」との組み合わせが多いですね。

古代から日本人にとって、白は特別な存在。邪気を払う意味や、新しく生まれ変わるという意味があるのです。婚

礼衣装は白無垢、死装束も白が多いですね。白にもう一色足すことで、足された色がより強調されているようにも思えます。

源平合戦で「白」と「赤」の組み合わせが伝統的に定着し、中国でめでたい色「紅」と「白」との組み合わせが慶事として用いられるようになったのかと思います。

まんじゅう(饅頭)の由来は

饅頭を発明したのは諸葛孔明⁈

「紅白饅頭」について調べていくと、「饅頭」の語源にも興味が出てきました。

まんじゅうを漢字で書くと「饅頭」となります。なぜ「頭」の字がつくのでしょうか?

実は、まんじゅうの起源は中国。漢字と読みも「蛮頭(まんとう)」が変化したものです。蛮頭(まんとう)を考え出したのは、「三国志」で有名な蜀の宰相・天才軍師:諸葛孔明と伝わっています。

軍師孔明が南蛮を平定後、帰途の際、瀘水(ろすい)が氾濫し、軍が川を渡れない事態が起きました。

当時「土地の民である人49名のを切って、川の神に供えれば氾濫が抑えられる」との風習があったそうですが、軍師孔明は民を犠牲にせず、人の頭の代わりに小麦粉をこね、中に牛や羊の肉を詰めて供物としたところ、川の氾濫が収まったとの事です。

この故事にちなんで、小麦粉をこねて、中に羊と豚の肉を入れて蒸したものを「蛮頭(まんとう)」と呼ぶようになったそうです。

現在の中国での饅頭(まんとう)は、小麦粉に酵母を加えて発酵させた後、蒸して作ったパンであり、具は入っておりません。小麦の栽培に適している中国北部では主食とされています。

饅頭は、室町時代に日本へ

中国発祥の饅頭(まんとう)が最初に日本に伝わったのは、室町時代の奈良。

中国「元王朝」で禅宗を学び約40年徳を積まれた、臨済宗の龍山和尚が日本に帰国した際、慕って来日した弟子の林浄因(りん じょういん)が、日本に饅頭を伝えました。

当時の中国饅頭の中身は肉を入れて蒸しあげたものでしたが、僧侶の身分である林浄因は、肉の代わりに小豆を煮て甘みのあるあんこを入れた饅頭を考案しました。これが饅頭(まんじゅう)の祖ですね。

日本に帰化した林浄因の子孫の林紹絆(りん しょうばん)は中国で製菓を学び、小麦粉に代わって山芋と米粉の皮であんを包み上げた饅頭を世に広めました。

これが、上用(じょうよう=薯蕷:じょうよ)饅頭の祖です。その子孫は和菓子屋「塩瀬総本家」として、現在にその味を伝承されています。

ちなみに、薯蕷とは山芋を示す言葉です。室町当初、まんじゅうは寺院や上流貴族の間で流行しましたが、まんじゅう自体が高価なもので、天皇家や将軍家など高貴な方に献上されていた高級品でした。

上に用いるまんじゅうとして薯蕷饅頭より上用饅頭と呼ばれるようになりました。

庶民の口に入るようになったのは江戸時代です。世の中が安定し、甘味が南蛮貿易や薩摩で供給できるようになってからです。

紅白まんじゅうも、上用饅頭の一種です。入学祝い、婚礼の引き出物など贈答用に用いられるのは上に用いる=渡す相手の立場を立てる意味合いがあるのです。

「紅白まんじゅう」にお薦めの折箱

「紅白まんじゅう」の容器としては、主に紙箱が使われておりますが、折箱を使われているところもあります。

折箱を使うことで、より高級感を演出することができます。お勧めの商品は、こちらの折箱です。

【折箱】WS-435 杉 蓋付(20個入)

こちらの折箱は、小さめの紅白まんじゅうが3つ入ります。

紅白まんじゅうに限らず、他のイベントでもテイクアウトやお持ち帰り容器としてご利用いただければ幸いです。

「紅白まんじゅう」の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ

ここまで「紅白まんじゅう」の「紅白」や「まんじゅう」の由来とおすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。

源平合戦から伝統となった「赤」「白」の組み合わせ。「紅白まんじゅう」の赤⇒「紅」は中国ではめでたい色、「白」は日本古来の特別な色、共に邪気を払う力を持ち、中身の「小豆」自体も古くから「邪気」を払うために頂く食べ物でした。

相乗効果で正に縁起食と言えます。僧侶の方が関わったのが良かったかもしれませんね。

なお、紅白まんじゅうは別注品につき、通常お店に置いていないようです。

先日、父の誕生祝いに購入しようとしましたが、予約が必要で、且つ店によっては購入ロットの制約があり、ネット購入の際も商品より運賃の方が高くなる場合があるようです。

「紅白饅頭」を買い求める際には、ぜひ事前に予約するなどしてみてください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!折箱は、お弁当をより魅力的に彩る容器です。ぜひ、あなたに最適なテイクアウト容器やお弁当容器を見つけてください♪

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