弁当屋を開業したい!開業スタイルや流れ、必要な資金をご紹介
こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの田中です。
「お弁当屋さんを開業したい!でも何から始めれば良いのかわからない」と悩んでいませんか。
今回は、お弁当屋さんの開業スタイル3選、お弁当屋さんを開業する流れ、お弁当屋さんの開業に必要な資金・資格についてお話します。
さらに、お弁当屋さんの開業を成功させるコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
弁当屋の開業スタイル3選
お弁当屋さんの開業スタイルは、主に以下3つにわけられます。
- 実店舗スタイル
- 移動販売スタイル
- デリバリー専門スタイル
まずは、上記スタイルの特徴を押さえ、どのような形で開業するかを考えていきましょう。
実店舗スタイル
実店舗スタイルのお弁当屋さんは、1つの場所にお弁当を手に取ることができる建物を用意し、営業していく方法です。
顧客が実際に店舗へ足を運ぶため、訪れやすい場所での開業や、つい行きたくなるようなお店作りが鍵となります。
反対に、顧客のニーズを掴むことができれば、人が集まりやすくなるので、売上も比例して伸びていくでしょう。
移動販売スタイル
移動販売スタイルのお弁当屋さんは、キッチンカーなどを使用してお弁当を販売する方法です。
販売する場所やシーンをその時に応じて変えることができるので、駅前やフェス、ビーチなど、自由度の高い運営を行うことができます。
実際の建物を用意する必要がないので開業に時間がかかりませんし、1人からでも始めやすいスタイルといえるでしょう。
デリバリー専門スタイル
デリバリー専門スタイルのお弁当屋さんは、店舗を持たずにお弁当を販売する方法です。
注文をもとに、自宅やレンタルキッチンなどでお弁当を作って届けるため、3つのスタイルのなかで最も初期費用を抑えることができます。
実店舗がないため、集客に注力し、サービスに気付いてもらうことが非常に重要です。
弁当屋の開業に必要な資金
弁当屋の開業に必要な資金は、以下の通りです。
- 実店舗スタイルの場合:300万~1,000万円ほど
- 移動販売スタイルの場合:100万~500万円ほど
- デリバリー専門スタイルの場合:100万円~
実店舗スタイルのお弁当屋さんは、初期費用として家賃・内装・外装・厨房設備・初期在庫・人件費などが含まれます。
一方、移動販売スタイルは、キッチンカーの購入費・カスタマイズ費・初期在庫費などが必要となるでしょう。
デリバリー専門スタイルは、自宅を活用すれば、厨房設備・初期在庫・配達員の人件費などのみなので、他の業態よりも初期費用は安く済みます。
弁当屋を開業する流れ【7ステップ】
お弁当屋さんを開業するには、以下7つのステップで進めていきましょう。
- コンセプトを設定する
- 開業スタイルに応じて立地・物件を決める
- 資金を調達する
- 外装・内装・設備を整える
- メニューを作る
- 集客方法の検討・実施
- 最終準備を行う
上記7ステップについて解説します。
コンセプトを設定する
まずは、どんなお弁当屋さんを開業するか、コンセプトを設定しましょう。
コンセプトとは、お店が提供する価値や方向性を示したもののこと。
例えば、コンセプトが「親子で来店したくなるお弁当屋」にするなら、大人用と子ども用のお弁当を作ったり、子どもが喜びそうな内装にしたりなどが考えられます。
このように、最初にコンセプトを決めておくことで、方向性をブラさずに他店舗と差別化することができるでしょう。
開業スタイルに応じて立地・物件を決める
次に、お弁当屋さんの開業スタイルに適した立地や物件を選びましょう。
一例として、実店舗スタイルのお弁当屋さんであれば、オフィス街や駅前、住宅地の近くなど、人が集まるところが良いでしょう。
また、物件は前の店舗の内装などが残ってある居抜き物件であれば、手直しをするだけで開業に進めるので、従来よりも手軽にスタートすることが可能です。
資金を調達する
お弁当屋さんを開業するには、大きな資金も必要なので、以下のような方法で調達をする必要があります。
- 日本政策金融公庫からの融資制度を用いた資金調達
- 地方銀行・信用金庫の制度融資
- ネット銀行やクラウドファンディングなど資金調達
- 親族関係からの資金調達
- 他人からの資金調達
- 補助金・助成金
この中で最もメリットが大きいのは、日本政策金融公庫からの融資制度を用いた資金調達でしょう。
無担保・保証人無しでも融資が受けられ、固定の低金利で返済計画が立てやすいので、多くの飲食店が利用している調達方法でもあります。
気になる方は、日本政策金融公庫の公式ホームページをチェックしてみてください。(参照:日本政策金融公庫 融資制度)
外装・内装・設備を整える
コンセプトに沿って、外装や内装、設備を整えることも進めていきましょう。
飲食店の外装や内装は、専門的な知識が必要になるため、業者を選ぶ際は必ず飲食店の施工経験が豊富なところを選んでみてください。
また、設備は店舗面積を考え、オペレーションしやすいようにサイズ選びをすることが大切です。
メニューを作る
お弁当屋さんで提供するメニュー作りも、注力していく必要があります。
自分が提供したいお弁当を全面に考えるのではなく、コンセプトに沿ったうえで、ターゲットが喜びそうなメニューを意識することが大切です。
もちろん、「このお店でしか食べられない」という独自性やこだわりも重要なので、やりたいこととニーズが重なるメニューを作成してみてください。
集客方法の検討・実施
お弁当屋さんのメニューが決まったら、集客方法を検討し、実施していきましょう。
【お弁当屋さんのオンライン集客方法】
- ホームページ
- ECサイト
- SNS
- Web広告
- メールマガジン
- Googleビジネスプロフィール
【お弁当屋さんのオフライン集客方法】
- 看板
- チラシ
- ポイントカード
- 地域イベント
どんな集客ならターゲットが来店してくれるのか、リピーターになってくれるのかなどを考え、複数の方法を組み合わせながら行なっていきましょう。
最終準備を行う
このステップまで辿り着いたら、いよいよ以下のような最終準備を行いましょう。
- 仕入れ業者契約
- 従業員の採用
- 備品準備
- 開業手続き・事務手続き
- ロールプレイング
余裕を持って進めていくことで、万が一トラブルが起きた際も対応することができますよ。
弁当屋の開業で取得するべき資格・届け出
弁当屋の開業では、以下2つの資格や届出を取得する必要があります。
- 食品衛生責任者
- 飲食店営業許可証
上記2つについてお話しましょう。
食品衛生責任者
食品衛生責任者は食品衛生法に定められた資格であり、食品を扱う施設で衛生管理を担うことができます。
各都道府県知事等が実施する食品衛生責任者の養成講習会を受講すれば、資格を取得することが可能です。
飲食店営業許可証
飲食店営業許可証も、飲食を提供するお弁当の開業に必須です。
保健所に事前相談し、申請を行った後、保健所による立入検査をクリアしてから許可証が発行されます。
弁当屋の開業を成功させるコツ
弁当屋の開業を成功させるには、成功例を参考にすることも大切です。
実際の成功例をチェックすることで、自店舗が儲かるヒントを得ることができます。
こちらの記事では、お弁当屋さんの成功例をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
弁当屋を開業したい!まとめ
今回は、お弁当屋さんの開業スタイル3選、お弁当屋さんを開業する流れ、お弁当屋さんの開業に必要な資金・資格などについてお話しました。
お弁当屋さんで多くの売上を立てるためには、容器にこだわることも大切です。
最適な容器を選べばお弁当に付加価値がつくので、よりお客様に「美味しそう!」と思ってもらえるうえ、持ち帰り時の中身漏れを防げるなどの利点があります。
テイクアウト容器専門店「折箱堂」は、高品質でお求めやすい価格の折箱を販売しております。
どんな容器があるのか気になる方は、ぜひ折箱堂の商品をご覧ください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。