折箱の通販なら折箱堂|業務用テイクアウト容器専門店

こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの後藤です。

近年、「脱プラ」という言葉をよく耳にすることがあるかと思います。「脱プラ」というのは、「脱プラスチック」の略で、いわゆる「プラスチック削減」という意味です。

身近な脱プラ活動といえば、レジ袋を有料化して、なるべくエコバッグを使用するよう促すことなどでしょうか。

ただ、他にもプラスチックを用いて作成されているものも少なからずあります。例えば、スーパーで売っているお弁当の容器などですね。

プラスチック製のお弁当容器の中には折箱も含まれています。そういう点で脱プラスチックの問題は避けては通れない問題であると思い、今回の「折箱とプラスチック削減について」という記事作成に至っております。

このように、幅広く色々なものに有効活用されているプラスチックですが、なぜ削減を進める必要があるのでしょうか。プラスチックが使用されることによって、どのようなデメリットがあるのでしょうか。そして、我々も含め折箱に関わっている皆様がどのようにこの課題と向き合っていく必要があるでしょうか。

今回の記事では、これらについてのお話をしていきたいと思います。そして、脱プラを意識した折箱のご紹介もしていきますので、ぜひ最後までお読みいただき、折箱選びのご参考にしていただければと思います。

プラスチックの問題点

プラスチックの問題として、世間で話題となっている「海洋プラスチック」。皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。「海洋プラスチック」というのは、簡単にいうと「海のプラスチックごみ」です。

そこで、年間約800万トンものプラスチックが、ごみとして海に流れていることをご存じでしょうか。このペースで海のプラスチックごみが増えていくと、2050年には、海にいる魚すべての重量よりプラスチックごみの方が重くなるといわれているそうで…つまり、「プラスチックの海」になってしまうというわけです。

そして、海洋プラスチックで特に問題となっているのが「マイクロプラスチック」です。マイクロプラスチックというのは、プラスチックごみが川から海へと至り、波の力や紫外線の影響などで細かく砕けて5mm以下になったもののことです。

これが世界中の海に存在しているのです。海の小さな生物が、プラスチックを取り込んで、それが食物連鎖で魚や海鳥に取り込まれて検出されているということですので、こうした食物連鎖を通じて私たちの体内にも蓄積されているのではないかと懸念されています。

実際に、オーストラリアの研究グループが日本人を含む世界8か国の人の便を調べたところ、全員の便からプラスチックが検出されたという結果も出ております。さらには、WWF(世界自然保護基金)が「1週間に1人平均5gのプラスチックが体に取り入れられている」という報告を出しました。

これらの結果や報告から、プラスチックはすでに私たちの体内にたまり始めているとみられます。プラスチックが体内にたまることで、病気になったり命を奪われたりするかというと、まだはっきりとした研究結果が出ていないため、まさに不安な状況であるというわけです。

プラスチックは、食用と想定されて作られたものではないことから、少なくとも体にいいとは考えられませんよね。ましてや、海に浮かんでいるマイクロプラスチックは、海水中の有害物質を吸着しやすいとのことで、食物連鎖を通じて人体に被害を及ぼす可能性があるかもしれません。

仮に、将来的に人体に深刻な害があると分かったとしても、マイクロプラスチックは5mm以下で、体内から取り除くことはほぼ不可能であるとともに、海に広がったマイクロプラスチックを回収することもほぼ不可能

なので、海にプラスチックごみが広がるのを未然に防ぐために、今のうちから減らしていく必要があるという考えが、最近の流れではないかと思います。

脱プラ対策において大切なことは?

先述の問題点では、主に「海に関する問題」について挙げてきましたが、プラスチックを使用して捨てることで起きる問題点は数知れず…。

そう考えると、どうも他人事のようにプラスチックの問題を放っておくことができなくなる方も多数いると思います。しかも、「1週間に1人平均5gのプラスチックが体に取り入れられている」というWWFの報告から、人体への影響も気になるところではありますしね。

それに対して政府が出した政策が「レジ袋有料化」。きっと政府は、「国民の負担ができる限りないところから始めよう」もしくは「これなら全国民の協力を得やすい」という思いで、この政策を実行したのでしょう。

2019年時点で、日本から排出される廃プラスチックのうち、レジ袋が占める割合は2%というデータがあります。

これを見ると、レジ袋はプラスチックごみ全体の量から見ればごくわずかに感じるかもしれません。ただし、この意識を持つことが重要だと私は思っています。

要は皆さんの気持ちです。こうした対策も、積み重ねていくことで大きな効果が得られるはずです。今は個人としてできる対策、そして、会社としてできる対策をしっかりと行っていくことが大切ではないでしょうか。

1つ気になるのが、包装・容器などで44%を占めている点ですね。それならば、包装・容器などをすべて他の材質で代用すれば…という発想も考えられますが、いきなりそこにいくのは安易な考えかもしれません。

今現在、包装や容器としての用途に適しているのがプラスチックなわけで、それを無理やり別のものへ変えてしまうと、「クレーム」や「生産性」といった新たな問題が増えてしまうこともあります。

とはいえ、これは私たち折箱を取り扱っている会社としても向き合っていくべき課題であることは確かで、少しずつでもプラスチック削減に取り組んでいく必要があります。

現に、いくつかの企業様が、プラスチック製品を紙や木で代用する取り組みを行っております。折箱堂としても、脱プラを意識した紙や木の素材の折箱の取り扱いを進めていきたいと思っております。ということで、次にそのような折箱のご紹介をいたします。

脱プラを意識した折箱のご紹介

プラスチック以外で折箱を構成する材質としては、主に紙や木となります。

現在、折箱堂で取り扱っている紙製・木製の折箱や、これから販売を検討している脱プラを意識した商品も少しご紹介いたします。

現在販売している商品

・木箱 お酒用 桐箱 (四合ビン用)

こちらの商品、実は在庫過多となっておりまして…希望小売価格の約54%オフにて販売しております。数量限定品のため、気になった方はお早めにチェックしてみて下さいね。木箱 お酒用 桐箱 (四合ビン用) – 高級感溢れるテイクアウト容器通販 折箱堂 (oribakodo.net)

・紙製 お手軽 折箱 100ケ入

こちらは、折りたたみタイプの紙製折箱です。寸法は、6号~9号と4種類ございます。詳細は上のリンクからご確認お願いいたします。セールスポイントは、低価格であり、折りたたまれているため、保管時には場所を取られず便利です。紙製 お手軽 折箱 100ケ入 – 高級感溢れるテイクアウト容器通販 折箱堂 (oribakodo.net)

・高級紙製折箱 YB 302(内容器無)

~高級食材にぴったり、ワンランク上の容器をご提案~


PSP製の折箱に比べ、とても重量感があり、高級感を演出できます。高級食材に合わせて、容器もワンランク上の演出ができます。1ケース30個入りですので、とてもお求めやすい入数設定となっております。高級紙製折箱 YB 302(内容器無) – 高級感溢れるテイクアウト容器通販 折箱堂(oribakodo.net)

これから販売を考えている商品

・YB黒赤6.5寸/YB黒赤5.5寸

おせち用の紙製重箱です。6.5寸には金カップ9個、5.5寸には金カップ4個をセットしての販売を考えております。(金カップはプラスチック製です)

・YB205フレーム

お弁当容器、寿司容器、丼もの容器として扱いやすい、205サイズ(204mm×107mm×36mm)の紙製折箱です。受注生産品ですが、用途に応じて中容器や蓋の組み合わせが可能な仕様を検討しております。(中容器、蓋にはプラスチック製のものもございます)

このように、少しずつ可能な範囲ではありますが、脱プラを意識した商品の販売を考えているところでございます。販売まで今しばらくお待ちくださいませ。

折箱と脱プラについて、まとめ

さて皆さん、改めてプラスチックとはどういうものだと思いますか?

最初は、ただ「プラスチックは便利だなぁ」とだけ思っていた方たちも、いろいろと見ていくうちに、考え方が変わってきた方もいるのではないかと思っています。

もちろん、「プラスチックは便利のままだよ」という方がいてもおかしくはありません。プラスチックの利点はたくさんありますしね。そして、その利点1つ1つがとても魅力的ですから。

それとも、「プラスチックは危険」と感じ取りますか?それはあなたが、どれだけプラスチックの問題を放っておかず、自分自身の課題として見ているかにつながりますね。

「自分自身の課題として見る」これはとても重要なことではありますが、1人1人がそれを意識しなければ、ほぼ意味がありません。大事なのは1人1人が意識して実行することです。

1人1人が意識して実行することができなければ、プラスチックの問題を解決することは、ただでさえ難解であるのに、もっと難解なものとなります。また、将来的にプラスチックの海となり、その対策にさらに苦労するかもしれません。

これを阻止するためには、何度も言いますが「1人1人が意識して対策を実行」。そして、さらなる未来において、またプラスチック削減のような問題が起きないようにするためには、「プラスチックに頼りすぎない」ことが重要です。

折箱を選ぶ際にも、紙製や木製のものを進んで選んでみるのも、脱プラ対策としては有効な手段となることでしょう。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

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