赤飯の歴史や由来とおすすめの折箱
こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの後藤です。
「赤飯」と聞くと、皆さんはどんな想像をされるでしょうか?
私は、「お祝い事」や「おめでたい」といった心が嬉しくなるような出来事を想像しました。
私事ですが、子供の頃に祖父母の家に遊びに行った時は、いつも赤飯を炊いてくれていて、何だか嬉しくてたくさん食べていたことを思い出しました。
実際には、世間的にもおめでたい日の定番料理として食べられております。
そんな赤飯ですが、どのようにして広まり、お祝い事の定番料理として食べられるようになったのでしょうか?
今回は、赤飯にはどのような歴史や由来があるのかというところから入り、お赤飯を食べるお祝いの日の解説、そこから赤飯におすすめの折箱をご紹介したく思います。ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
目次
赤飯とは
赤飯のはじまり
「赤飯」とは、一般的には、小豆やささげ豆を入れて、もち米を赤く色付けし、蒸したり炊いたりしたものです。
赤飯の分類としては「おこわ」となります。
「おこわ」は漢字で「御強」と書くようで、「強飯(こわめし)」とも呼ばれております。
「こわめし」の「こわ」は固いという意味があり、「もち米で炊いた固い飯」を指すのですが、赤飯が「おこわ」に分類される理由はここにあります。
しかし、もともとの赤飯は「赤米」を蒸したものでした。
赤米は、インディカ種と呼ばれる縄文時代に初めて中国大陸から日本に伝わってきたお米で、炊きあがるとちょうど現在の赤飯のような色になるお米です。
赤米は江戸時代前頃まで食べられていたようですが、稲作技術が発達したことで味が良く収穫量も多い白米が作られるようになり、しだいに赤米が作られなくなってきたようです。
小豆やささげ豆を使う赤飯のルーツ
小豆やささげ豆を使う赤飯のルーツとしては、平安時代「枕草子」に「小豆粥」として原形が登場しております。
赤米が作られなくなってからも、赤いご飯を神様にお供えし食べる風習が根強くのこっていたため、白いお米に小豆やささげ豆で赤い色を付けた赤飯が広まったとされています。
お祝いの席で赤飯が食べられるようになったのは室町時代で、江戸時代後期には一般の家庭でも「ハレの日」の食事として食べられるようになってきました。
もち米を使ったお赤飯へ
現代ではもち米が使われるようになっておりますが、その理由につきましては、1つ目は味が原因のようです。
赤米は粘り気が全くなく、赤い色はタンニンなので渋みが強かったようですね。もち米は粘り気もあり、甘みもあります。
2つ目に、もち米は冷めても固まりにくいという理由と、もともとの赤飯は蒸して作るものであることから、お米よりももち米の方が向いていたとの説もあります。
お祝い事には赤飯
なぜ、お祝い事でお赤飯を食べるのか?
ここでは、お祝い事で赤飯を食べるのはなぜか?といったところから、主に赤飯を食べるお祝い行事について解説していきたく思います。
日本では古くから赤い色には邪気を祓う力があると考えられており、魔除けの意味を込めて、おめでたい日やお祝い事の席で振舞われるようになったのが、お祝い事で赤飯を食べるようになった理由となります。
また、縁起が悪い事があった時に縁起が良くなるように願う「縁起直し」として赤飯を食べる習慣もあります。
お赤飯を食べる行事
ここでは、赤飯を食べる節目の日をご紹介いたします。
・元旦(1月1日)
・成人の日(1月第2月曜日)
・ひな祭り(3月3日)
・春のお彼岸(3月21日頃)
・端午の節句(5月5日)
・お盆(8月13日~16日)
・敬老の日(9月第3月曜日)
・秋のお彼岸(9月23日頃)
・大晦日(12月31日)
また、11月23日は「お赤飯の日」です。この日は「新嘗祭(にいなめさい)」として、古くからその年の五穀の収穫を感謝する行事が行われていました。
五穀の中には赤飯のルーツである「赤米」も含まれております。
次に、赤飯を食べる特別な行事をご紹介いたします。
・帯祝い:妊娠5ヶ月目に安産を祈ってお祝いする行事
・出産祝い
・お食い初め(百日祝い):生後100日を迎える際に行われる日本の伝統行事
・七五三:男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に子供の成長を祝う行事
・入学・卒業祝い
・成人のお祝い
・就職祝い
・還暦祝い(60歳)
・古希祝い(70歳)
・喜寿祝い(77歳)
・米寿祝い(88歳)
・白寿祝い(99歳)
などが挙げられます。こうして見ていくと、年齢の節目のお祝いとして赤飯が食べられていることがわかりますね。
ただ、これらの行事に限らず何らかのお祝いで赤飯が食べる事もあれば、日常でも赤飯は食べられております。
スーパーやコンビニでも常時販売されていますし、コンビニで販売されている赤飯のおにぎりは、せいろ蒸しで製造されているところもあるようで味も美味しいので、ちょっと嬉しいことがあった時などにお手軽に購入してみるのもいいかと思います。
赤飯におすすめの折箱
これまで述べてきた通り、赤飯はお祝い事、つまり特別な日に食べられることから、折箱との相性も抜群で、赤飯用の容器として折箱が多くの場所で使われております。
ここでは、折箱堂ラインナップの中から、赤飯のお持ち帰り容器におすすめの折箱をご紹介いたします。
赤飯用の折箱① 杉マニ8寸折(20個入)
こちらの折箱は、「杉マニ」と呼ばれる折箱で、木の材料を使用しております。
特に、下の部分に削り加工を施しているため、高級感のある見た目となっております。
主な用途としては、お祝い事に使われており、赤飯容器にもピッタリの折箱です。
紅白の房紐が付いているタイプもございますが、今回は房紐なしの売り切り商品として販売いたしております。
赤飯用の折箱② 赤漆柄の折箱(販売準備中)
次にご紹介する折箱は、赤漆柄の赤飯容器です。
赤漆柄は、赤飯用の折箱としては、最も多く使われている柄となります。
こちらは、PSP素材を使用した融着タイプの折箱です。
現在は販売準備中ですが、準備ができ次第、折箱堂でも販売開始の予定です。
サイズは、5合、8合、10合の3種類ございますので、赤飯を入れる量によって大きさを選んでいただければと思います。
こちらは蓋になりますが、内面に吸水紙が貼り付けられております。
この吸水紙が、赤飯の水分を程よく吸収してくれますので、時間が経ってもお米がべちゃっとならないよう工夫されております。
赤飯用の折箱③ 鶴柄の折箱(販売準備中)
こちらは、鶴の柄となります。
赤漆柄同様、大きさは5合、8合、10合の3種類で蓋には吸水紙が貼りつけられております。
鶴は縁起が良いとされており、「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、長寿を願う意味が込められております。
また、夫婦鶴という言葉があるように夫婦円満の意味もございます。お祝い事に食べる赤飯との相性も抜群ですね。販売開始まで今しばらくお待ちくださいませ。
赤飯の歴史や由来とにおすすめの折箱、まとめ
今回は、赤飯の歴史や由来、そしておすすめの折箱についてお話を進めてきましたがいかがだったでしょうか。
赤飯用として販売されている折箱の使用数の傾向を調べてみたのですが、成人式前とひな祭り前、端午の節句、敬老の日やお彼岸の前も使用数が増加傾向でした。
現代の日本においても、特別な行事にはやはり赤飯が食べられていることがわかりますね。
特別な行事に食べる赤飯と、非日常を演出できる折箱との相性は抜群です。
だからこそ、容器にはぜひ折箱を選んでみてはいかがでしょうか。
折箱は、いつもとは違う特別感を演出するのに最適なアイテムになってくれることを信じて、折箱堂スタッフとしても、これからも様々な視点からのご紹介ができればと思っております。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
折箱は、お弁当をより魅力的に彩る容器です。ぜひ、あなたのお店に最適なテイクアウト容器やお弁当容器を見つけてください。