勤労感謝の日の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介
こんにちは、テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの佐藤です。
勤労感謝の日といえば、冬の始まりとはいえ小春日和もあり、行楽にでかける方も多いかと思います。
11月は、文化の日、七五三などの行事もあり、年内最後の祝日としてお疲れ休みの日となられている方も多いかもしれませんね。
実は我が家では、実父の誕生日が勤労感謝の日なのです。父の誕生日と、勤労に感謝する日とが、ひとまとめにやってきます。今では「じいちゃんの誕生日」として家族みんなでお祝いする日となっています。
勤労感謝の日はその言葉通り、勤労に感謝する日なのだろうと思っていましたが、実際には定められるまでいろいろな経緯があったことを知りました。もしかすると、私のように勤労感謝の日の由来について、詳しく聞かれたらちょっと困ってしまう方も多いかもしれません。
今回は、そんな「勤労感謝の日」について、由来や、歴史についてまとめてみました。また「勤労感謝の日」にあったおすすめの折箱についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
目次
「勤労感謝の日」とは
「勤労感謝の日」とは、1948年(昭和23年)に定められた国民の祝日です。
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」大切な日です。日付はハッピーマンデー制度にとらわれず、11月23日と固定されております。
由来は「新嘗祭」
元々11月23日は皇室の祭儀でもある「新嘗祭」(にいなめさい・(しんじょうさい))が行われていました。そして、国家の祭日でもありました。
新嘗とは「その年に収穫した新しい穀物で作った食事や酒を味わう(嘗める:なめる)」という意味です。
新たに収穫した五穀(新米、麦、キビ、栗、豆)を天と地の神々に供え天皇御自らもお召し上がることにより、その年の収穫に感謝いたします。現在でも、全国の神社でも行われております。
新嘗祭の由来は、古事記に書かれています。古事記によると、日本の総氏神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」自らが、「豊かな稲作ができるように」と新嘗祭を行ったと記されています。
しかしながら武士の台頭で、朝廷の権力が衰えたことで新嘗祭は途切れがちになり、宮中祭祀として毎年行われるようになったのは1688年(元禄時代)の東山天皇からとのことです。
ちなみに、古代から「新嘗祭まで新米を口にしない」という風習があったそうです。今日ではその風習はなくなってしまいましたが、それだけ五穀豊穣に対する感謝の思いがあったいうことだと思います。
なぜ「新嘗祭」が「勤労感謝の日」に?
新嘗祭が勤労感謝の日という名前になったのは、1948年のことです。
第二次世界大戦後、敗戦国となった日本。戦後処理にてGHQより宮中行事と国民行事を切り離す政策を指示されました。主権が天皇から国民に移ったのです。
この際、元になったのがアメリカの祝日である、感謝祭「Thanksgiving Day」とされています。
アメリカの感謝祭は11月の第4木曜日です。家族や親戚、友人等がつどい、七面鳥など豪華ディナーを皆で頂き「自然の恵みや日々の生活に感謝する日」です。
由来は「1620年にイギリスから現在のマサチューセッツ州プリマスに到着した入植者と、先住民のワンパノアグ族が、1621年に収穫を祝う夕食を共にしたことにちなんでいる」とされています。
日本では最初は「感謝の日」が有力でしたが、主語が明確でない為、先頭に「勤労」が加えられました。新嘗祭では収穫した恵みに感謝するという日でしたが、勤労という言葉を使うことで農作からすべての生産労働にまで枠が広がりましたね。
こうして宮中行事であった「新嘗祭」の日は、「勤労感謝の日」に装いを改めて国民の祝日になりました。
「勤労」の意味について考えてみましょう
「勤労」の意味ですが、「自分が就く職業に於いて、その役目を果たすべく、職場及び職務へと入り、仕事や業務をこなし、働くこと。」とあります。
日本国憲法第27条には「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」と記されています。
普段このようなことはあまり考えていないかもしれませんが、私たち国民は働くことにより、税金を納め、健康保険や年金などの国からの保護をうけています。実感するのは給料明細をみる時くらいでしょうか…。
勤労感謝の日は、改めて勤労の目的と意義について考えてみる良い機会かもしれません。
例えば、休みの日にスーパーでお買い物をすると、店頭に並んでいる豊富な食材。
農家さんが一生懸命育てた食材をドライバーさんが運び、交通整理をされる警備員さん、いらっしゃいませと爽やかな挨拶をする店員さん、裏方で食品加工されているパートさんなど…いろんな役割で支える人がいます。
快適なお買い物ができるのも、この皆様のおかげなのです。様々な立場の人々の「勤労」のお陰とも言えますね。
世の中はいろいろなお仕事のつながりで成り立っているのですね。
「国民がたがいに感謝しあう」。「ありがとう」の感謝の気持ちをもちましょう。
また、働いている自分自身、働かせて頂いている職場への感謝も忘れずにいたいものですね。
「勤労感謝の日」の行事について
もともと11月23日は五穀豊穣を祝う、「新嘗祭」でした。現在でも全国の神社で行われております。明治神宮や伊勢神宮での新嘗祭には、多くの観光客で賑わいます。
参考までに関連行事として、いくつかご紹介したいと思います。
新嘗祭と対の行事にあたる、祈年祭(きねんさい)。春の耕作を始める前、立春に豊作を祈る大祭です。
新嘗祭の前には、神嘗祭(かんなめさい)があります。年の最初に収穫した稲穂を天照大御神にお供えし、収穫の感謝を表す祭りなどが行われます。
近くに神社があれは、調べてみるのも面白いかもしれませんね。
ちなみに「勤労感謝」の日としてのイベントは特にありません。
アメリカの「感謝祭」と同じように家族全員でゆったりと過ごし、お食事など頂くのもありかと思いますし、お近くの神社に行かれて、感謝のお礼を申し上げるのもいいかと思います。
ちなみに翌日11月24日は「日本の伝統的な和食文化の保護や継承の大切さについて考えることを目的」とし、和食の日(11=いい、24=日本食の語呂合わせ)と制定されているそうです。みんなで和食を頂くのもお勧めです。
「勤労感謝の日」の行事食とおすすめの折箱
勤労感謝の日にお勧めの行事食として、決まったものはありません。しかし、新嘗祭の五穀豊穣にちなんでやっぱりお米を頂きたいですね。
そして、できれば新米など頂ければ、なおうれしいですね。
更にテイクアウト容器やお弁当容器に折箱を使って頂けると、高級感を演出できます。お勧めの商品は、こちらの商品です。
側面は、折箱でもっとも浸透しています杉柄です。
楕円の形は、昔からの弁当容器として使われてきた曲げワッパを継承し、食材をより一層引き立たせます。
その他、杉柄の折箱は、こちらからどうぞ
勤労感謝の日の由来とおすすめのテイクアウト容器のご紹介、まとめ
ここまで勤労感謝の日の由来や歴史、そして勤労感謝の日に合ったおすすめのテイクアウト容器の折箱についてまとめてみました。
元々11月23日は皇室の祭儀でもある五穀豊穣を祝う「新嘗祭」(にいなめさい)として、国家の祭日でありましたが、戦後、GHQの指示により「勤労感謝の日」に装いを改めて国民の祝日になりました。
五穀の中でもお米は、はるか縄文時代から食されており、現在でも日本の主食であります。
飽食の時代と言われる現代ですが、飢饉や水害で不作の場合もあり、五穀豊穣を祝う「新嘗祭」は、現在でも重要な大祭と言えます。勤労に感謝しつつ、出来れば新米で祝いましょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
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