飲食店がテイクアウト・デリバリーを始めるために必要なこととは
こんにちは、業務用テイクアウト容器通販サイト「折箱堂」スタッフの田中です。
新型コロナウイルスの流行の影響もあって、飲食店の営業が厳しくなってきました。そんな中、新たに飲食店の営業に加え、テイクアウトやデリバリーを始める飲食店も増えてきました。この記事では、新たに飲食店がテイクアウトやデリバリーを始める場合の営業許可や留意点、集客方法などを説明します。
また、テイクアウトやデリバリーするために必要になる容器としておすすめの折箱についても詳しく紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
目次
飲食店開業時に取得した営業許可を確認する
新たに飲食店がテイクアウト・デリバリーを始める場合、何らかの営業許可が必要になるのでしょうか。必要な許可がなく営業してしまうと、罰則を受ける恐れもあるので、ここでは営業許可について詳しくみていきましょう。
基本的には、店内で提供していた料理をテイクアウト・デリバリーするのであれば、新しい営業許可は不要です。その理由は、飲食店開業時に取得した「飲食店営業許可」の中にテイクアウトの業務が含まれているからです。
反対に、今まで店内で提供していなかった料理をテイクアウト・デリバリーするのであれば、別途「営業許可」の申請が必要になる場合もあります。詳細は保健所に問い合わせするのが確実です。
このように今まで店内で提供していた料理をテイクアウト・デリバリーするのであれば、新たな営業許可は不要。テイクアウト・デリバリーに新しいメニューを加えるのであれば、新たな営業許可を受ける必要があります。しかし、新たな営業許可を申請してから許可を受けるまで約2週間の期間が必要です。
そのため、当面は従来、店内で提供していた料理を使ってテイクアウト・デリバリーで営業。テイクアウト・デリバリーのメニューを増やすのであれば、営業許可を受けてからメニューを増やす方法がおすすめです。
また、以下のような料理をメニューに追加する場合は、別の許可が必要になります。新しいメニューを考える場合は、保健所に問い合わせをしてください。
- ケーキやパン……菓子販売業
- アイスクリーム……乳類販売業
- ハム・ベーコンなど……食肉製品製造業
- 刺し身……魚介類加工業
- 仕入れた食品をそのまま販売……食料品等販売業
飲食店がデリバリーする時に決めること
飲食店がデリバリーを開始する時、前述の営業許可に平行して、デリバリーの準備をすすめていく必要があります。
飲食店とは別にデリバリーをするわけですから、今まで以上に労力が必要になるでしょう。また、デリバリーする人の人件費も計算して、確実に経営できるようにしておくことが重要です。ここでは、飲食店がデリバリーを開始する際の計画について紹介します。
デリバリーするエリア
まず、どのエリアまでデリバリーするかを決めることが大切です。デリバリーの機会を増やしたくて、広い範囲をエリアにしたいと考える方もいるでしょう。しかし、デリバリーを開始した時点ではノウハウの蓄積がなく、デリバリーの効率が悪いと予想されます。
また、デリバリーする料理にもよりますが、調理した料理をおいしいうちにお届けする範囲は注文を受けてから30分程度の範囲になるでしょう。また、実際には注文を受けて調理、デリバリーするスタッフへの受け渡しの時間もかかります。
この時間を考慮すると、飲食店から車やバイクなどを使って、15分程度で移動できる範囲をエリアに設定してはどうでしょうか。
デリバリーするスタッフの確保
デリバリーを始めると、飲食店の業務に加え、配達の業務が増えます。飲食店の営業に門外がなければ、飲食店のスタッフから人員を割く方法もあります。とはいえ、デリバリーを本格的にするのであれば、デリバリーするスタッフの人員を確保しましょう。
デリバリーをUber EATSなど、宅配サービスを利用する方法もあります。デリバリーするスタッフが確保できないのであれば、外部の宅配サービスを利用するのも一つの方法です。
ただし、外部の宅配サービスを利用する場合は、手数料を支払う必要があります。自前でデリバリーのスタッフを雇う方がいいか、宅配サービスを利用する方がいいか費用対効果をしっかりと検討しましょう。
飲食店がデリバリーする時の集客方法
飲食店が新たにデリバリーを始める時には、事前に「デリバリーを始めた」ことをお客さまに伝えないといけません。集客方法にはインターネットを利用する方法やポスティング、店舗前に看板を出すなど、さまざまな方法があります。また、これらの集客は、デリバリーを開始した後も継続することが重要です。
Webやアプリを利用する
WebサイトやSNSを開設しているのであれば、デリバリーを始めたことやメニューなどサイトを更新しましょう。
また、デリバリー専門のWebアプリを使う方法もおすすめです。Webアプリは利用料を支払う必要があります。しかし、集客効果を考えると有利になる場合も多いでしょう。主なWebアプリには以下のものがあります。
- PayPayピックアップ
- 出前館
- 楽天テイクアウト
Googleマイビジネスへ登録する
GoogleマイビジネスはGoogleの無料サービスです。無料で作成できるビジネスプロフィールに、店舗名・住所・電話番号・Webサイト・営業時間などを登録できます。Google検索やGoogleマップに表示されるので効果的に集客が可能です。
Googleマップの表示ではカテゴリに「テイクアウト」があるため、さらに効果が期待できます。Googleマイビジネスは無料で使えるので、ぜひ活用してください。
店の外に看板・POPを出す
店舗の外に看板やPOPを出すことは、地域のお客さまにデリバリーを開始したと伝えるのに効果的な手段です。既製品ののぼりでも、十分に目立ちます。コストがかからない方法なのでおすすめです。
チラシをポスティングをする
デリバリーのメニューが印刷されたチラシを作り、各家庭にポスティングをする方法もあります。飲食店のスタッフなどができる範囲でポスティングする方法とポスティング業者に依頼する方法があります。どちらもエリアを決めて効率的にチラシを配ることが可能です。割引券などを印刷しておくのも有効です。
飲食店がテイクアウト・デリバリーする時の留意事項
飲食店がテイクアウト・デリバリーを始める時にぜひ、知っておいてもらいたいことがあります。
自治体によるテイクアウト業態変換への助成・支援
地方自治体によっては、飲食店がテイクアウト・デリバリーを開始する際に助成などの支援をしている場合があります。地方自治体のWebサイトを確認したり、問い合わせをしたりしてください。
東京都の場合、業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)事業が行われています。テイクアウト・デリバリーの追加による業態変更の経費(販売促進費・車両費・器具備品費・その他)の一部、100万円を限度に助成しています。
食中毒予防
今まで飲食店を経営してきているので、衛生管理についてノウハウをもたれていると思います。しかし、テイクアウトやデリバリーについては、特有のリスクについて理解する必要があるでしょう。いったん、飲食店で食中毒が発生すると、顧客離れなど経営上の重大なリスクになります。
とくにテイクアウトについては、調理してからお客さまが食べるまでの時間が長くなります。できるだけ腐りにくい食材にしたり、保冷剤を使ったりする工夫が必要です。
テイクアウトで折箱を使用するメリットとデメリット
これからテイクアウトに合う折箱のご紹介をしていきたいと思いますが、その前にお伝えしたいのは、デリバリーやテイクアウト容器として折箱を使用するにあたっての『メリット』と『デメリット』です。
テイクアウト容器で折箱を使ってみたいとお考えの方は、ぜひメリットとデメリットの両方を確認してみてください。
メリット
・お弁当に高級感、特別感等の印象が与えられ差別化が出来る
・容器の柄などで季節の食材を引き立てる演出が出来る
・比較的水分、油分等に強く、保温性もある
デメリット
・レンジアップ(温め)が出来ない(一部製品を除く)
・トレータイプの容器に比べて価格が高い
・トレータイプに比べ在庫スペースが必要となる
このように、素材や特徴によって、折箱を使うメリットとデメリットがあります。それを踏まえてご利用いただければ幸いです。
飲食店がテイクアウト・デリバリーするのに適した容器
それではお待たせしました!デリバリーやテイクアウトにおすすめの折箱のご紹介です。
各社で紙製容器、プラ製トレータイプなど様々なテイクアウト用の容器は販売されていますが、今回は弊社折箱堂で販売しております『折箱』にスポットをあててご紹介したいと思います。
折箱 YB302シリーズ
中容器を使用したタイプなので、『うな重』『焼肉重』など、汁漏れの心配なく使えます。汁気の多い食材、ソースなどをかけているおかず等があるお弁当にも適しています。
中容器の色も【赤・黒・金】と3種類あり、季節、食材等に合わせてお選び頂けます。
高級紙製折箱 YB302★お試しセット★
【折箱】YB302 浅金(30個入)
折箱 4寸シリーズ
こちらの折箱は、正方形で高さもある折箱なので特に『海鮮丼』『ちらし寿司』等におすすめです。
透明高蓋のため、具材の盛り付け方次第では見た目のインパクトのある演出が出来ると思います。
また、ちらし寿司には『八角5.1寸』『八角4.4寸』等の容器もおすすめです。
使い切り容器 4寸 新大杉柄 透明蓋付 20セット
使い切り容器 4寸 千扇(ちせん)柄 透明蓋付 20セット
使い切り容器 4寸 哥仙(かせん)柄 透明蓋付 20セット
折箱 6寸シリーズ
こちらの折箱は、『天丼』『かつ丼』等の丼もの料理におすすめです。
透明高蓋付ですので、『エビ天』などボリューム感のある食材を入れても見栄えが良く、きちんと蓋をする事ができます。
また、『チキン南蛮丼』『ソースかつ丼』などボリューム感のあるお弁当にもおすすめです!
使い切り容器 6寸 新大杉柄 透明蓋付 20セット
使い切り容器 6寸 哥仙(かせん)柄 透明蓋付 20セット
飲食店がデリバリー・テイクアウトを始めるために必要なこととは、まとめ
この記事では、飲食店がデリバリー・テイクアウトを始めるために必要なことをまとめてみました。いかがだったでしょうか。
テイクアウト・デリバリーを始めるには、配達エリアの決定や配達員員の確保、告知の方法など準備すべきことが数多くあります。調べることや手配することが多く大変かもしれません。ですが、普段は持ち帰り出来なかったメニューを持ち帰りできるようになれば、新しいお客様にも知っていただき、食べていただくことができます。ぜひ、万全の準備を進めてテイクアウト・デリバリーを始めてみてください。
折箱堂では、改まった場所での会食や高級感を出したい場合のテイクアウトに持って来いの折箱を多数ご用意しております!他のお店と差を付けたい!会議や接待にも利用して欲しい!そうお考えの飲食店の方には、ぜひ折箱をおすすめいたします。
テイクアウト容器として折箱を選ぶ際、このブログが少しでも参考になればうれしいです。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!
折箱は、お弁当をより魅力的に彩る容器です。ぜひ、あなたのお店に最適なテイクアウト容器やお弁当容器を見つけてください。
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